ペリーヌの家族および親類関係 |
ペリーヌ・パンダボアヌ |
物語の主人公、母と共にマロクールにいる祖父に会うための旅を続ける。マロクールでは自分の正体を明かさず、オーレリィと偽名を使う。
…顔は地味だが良い意味でも悪い意味でも物事を自分で解決しようとする少女、年相応でない頭の良さと才能に恵まれているのも特徴だ。 |
マリ・パンダボアヌ |
ペリーヌの母で、写真師の商売で旅費を稼ぎながら娘を祖父に会わせるべくマロクールを目指す。身体が弱いのに娘のためにと無理な旅をしてしまう。
…メーテルっ!!じゃなくて、娘を将来にもわたって守るために「愛の人」を貫く。彼女の最期の名台詞はこの物語を彩る重要な台詞だけでなく、多くの人の心に残ったことだろう。 |
エドモン・パンダボアヌ |
ペリーヌの父でマリの夫で写真師、第一話では彼の死から物語が始まる。ビルフランが愛し探し求める一人息子で、マリと駆け落ちして結婚した。
…ペリーヌはこの父親似とのこと、試験に出るから覚えておくように(謎)。 |
ビルフラン・パンダボアヌ |
ペリーヌの祖父でエドモンの父、マロクールで大規模な製紙工場を経営している。息子だけを追い求め、その妻や娘には感心がないどころか恨みを持っていた。
…この男が病によって失明していたことが話をややこしくしていたのは確かだ。ペリーヌの存在によって最も変化させられた人物。 |
テオドール |
ビルフランの甥でペリーヌの父エドモンの従兄弟に当たる。典型的な縁故だけで重役になったダメ管理職。
…あの銀河万丈さんがこんなダメ人間を演じていたなんて…、ただしペリーヌの正体を知った時の演技はサイコー。 |
ブルトヌー夫人 |
テオドールの母親で、ペリーヌから見れば大伯母に当たる。息子がダメ管理職だという事実を知らずに後継者に推す。
…なんか暴れるだけ暴れて去っていっただけっていう印象しか残らないキャラだ。 |
(テオドールとブルトヌー夫人はペリーヌの血縁者であるのでこの欄に記入としました) |
ペリーヌが飼っている動物 |
バロン |
ペリーヌが飼っている犬でペリーヌ護衛隊長(笑)。物語で最も存在感のあるマスコットで、エンディングテーマにもなっている。
…いつも勝手な事ばかりしている(笑)。病で倒れた主人公を救ったり、銃で撃たれたり、工場から叩きだされたりと、劇中では色んな役をこなす。 |
パリカール |
ペリーヌが乗る馬車を引いていたロバで、ペリーヌに最も愛されていた動物。旅の途中で資金不足に陥ったため、意を決して売ってしまう。
…ロバのくせになぜか人間くさい。 |
マロクールへの旅で出逢った人々(当欄では複数話登場のキャラとその関係者を取り上げます) |
マルセル |
トリエステ通過後に合流しミラノまで同行することになったサーカス団の少年、勉強のために預けられた親類の家を抜け出してきた。
…台詞は棒読みだけどそこがいい。とても気の良い少年で好感が持てる。ペリーヌと共にマリから「愛」を学ぶ。 |
ジャン |
ミラノで出逢ったマルセルの父親で、サーカス団の調教師。息子を連れてきたペリーヌ母子に感謝している。
…マルセルによるとこの男の動物の調教は一級品らしい。サーカスでの動物扱いは見事だ。 |
シルヴァーナ |
ミラノで出逢ったマルセルの母親で、サーカスで馬の曲乗りの花形。トリエステの親類の元を抜け出したマルセルを叱る。
…マルセルが思いを寄せた母で、途中の張り紙に見入るほど。だがその張り紙と全然違う人だったなぁ。 |
ブルム |
ミラノで出逢ったマルセルらが所属するサーカス団団長。マルセルを連れてきたお礼にペリーヌ達だけのために特別公演を開く。
…特別講演での名調子はいまでも心に残っているなぁ。声が当サイト考察作品で最も登場回数が多いあの人だ。 |
ロッコ |
旅の途中でペリーヌとマリの前に現れた商売敵の写真屋。下記写真師のマネージメントなど商売を取り仕切っているようだ。
…相手が女性と子供だけと知って横柄な態度を取る。こんな奴相手によくマリは「愛」を貫くことができたなー。 |
ピエトロ・ファンファーニ |
旅の途中でペリーヌとマリの前に現れた商売敵の写真屋。こちらは写真師だが、腕は子供のペリーヌから見てもマリの方が上。
…確かにピントも露光も甘い(笑)。でも当時はそれが解るのはプロかその関係者だけってことで…負けるとその写真を破り捨てた。 |
ルクリ |
パリでペリーヌからパリカールを購入した廃品回収のおばさん。男物の服を着ているので「男のような女」と呼ばれる。
…そして物語後半、この人物がいなければオーレリィの正体が判明することはなかったはずで、物語最大のキーマンだ。 |
パリの人々 |
シモン |
パリでペリーヌらがしばらく住んだシモン荘の管理人で廃品回収を生業としている。欲は深いが、徐々にペリーヌのペースに呑まれる。
…永井一郎さんの「歯が抜けた演技」はとてもすごい。あの声で「人類は増えすぎた人口を…」ってやって欲しい。 |
カロリーヌ |
シモン荘の住民でペリーヌ母子以外唯一の女性、「公爵夫人」と呼ばれている。最初からペリーヌ達の事を気に掛けていた。
…なぜ「公爵夫人」なのかはよくわからないが、住民らをペリーヌのペースに巻き込んだきっかけは間違いなくこの人。 |
ガストン |
シモン荘の住民で靴の修理を生業としている。スープを作って「自分で食べる」のが趣味。
…最初は自他共に認める「ケチ」だったようだが、「公爵夫人」の罠もあって親切な人に変貌する。あのシーンは面白かった。 |
飴屋 |
シモン荘の住民で文字通り飴屋を生業としている。家賃を滞納しているらしく、いつもシモンに見つからないようコソコソしている。
…なんで日本のアニメに出てくる飴って必ずペロペロキャンディーなんだろう? |
サンドリエ |
パリでマリを診察した医師で、名医で診察料が高い。母子に家馬車での生活をやめるよう言い、マリには入院が必要とする。
…声はどう聞いてもロンバルディーニ先生(by「母をたずねて三千里」)ですね。ありがとうございました(意味不明)。 |
マロクールおよびパンダボアヌ工場関係の人々 |
ロザリー |
ペリーヌが最初に出逢ったマロクールの少女で親友となる。父のレストランの手伝いをしつつパンダボワヌ工場で働いて家計を支えている。
…赤毛でそばかすというどっかで聞いたような外見だが、顔はペリーヌ以上に地味。ボケ役から工場で怪我する役まで、その存在感は幅広く、マロクール編で最も目立つ人物。 |
フランソワーズ |
ロザリーの祖母で、ペリーヌの父エドモンの乳母。ペリーヌを一目見た時に何かを感じるが、それを思い出せずに話をややこしくする。
…でもこの人の存在がなければ、オーレリィはずっとオーレリィのままで物語はいつまで経っても終われなかっただろう。 |
セザール |
ロザリーの父、マロクールでレストラン「シャモニー」を経営している。ペリーヌと初対面の時はあまり関心がなかったようだが…。
…劇中での活躍があまり記憶に無い。でもファブリが「こんな店」と口を滑らすと即座に反応したことだけはよく覚えている。 |
ポール |
ロザリーの弟で、バロンがとても好き。
…そして一家の中で最も存在感がなく、一時は制作者側にすら存在を忘れ去られ出番がとても少なかった可哀想な登場人物。 |
ファブリ |
パンダボアヌ工場の技師で、ビルフランに一目置かれている。ふとした偶然からペリーヌの本名を知り、その正体を知る人物として活躍。
…この物語に出てくる男達の中では、一番の「当たり役」であろう。常にペリーヌの力になろうとし、それを有言実行する。 |
タルエル |
パンダボアヌ工場の工場長にして、ビルフランの後継者候補ナンバーワン。腹黒いが頭が良く、出世の術をよく知っている。
…ペリーヌを力で自分達の手先にしようとしたのが彼の最大の間違いだろう。出世の術を知る器用さが仇となって、ペリーヌを使いこなせなかった。 |
セバスチャン |
ビルフランの屋敷の執事で、誠心誠意ビルフランに尽くす男。ペリーヌのビルフランに対する愛に気付き、心から信頼する。
…そしてペリーヌの正体を知ったとき、ビルフランの次に喜んだ男でもある。地味ながらも印象的なキャラだ。 |
フィリップ |
ビルフラン専属の弁護士で、エドモンやその妻子の行方や「オーレリィ」の正体などを調査する。
…「ペリーヌ物語」の脇役(レギュラー外)では一番の当たり役。台詞の選び方がとても良くて、登場回数の割に印象に残った。 |