キハ400形
グレーを基調にした重厚感溢れるデザインの車両だが、実は一般型気動車からの改造車。
この時代、宗谷本線の主役として最北の鉄路に君臨した。
札幌と稚内を結ぶ昼行の「宗谷」「サロベツ」と、夜行の「利尻」に使用された。
宗谷本線に特急がデビューすると、また元の一般型に戻された。


雪化粧の「顔」
キハ400が雪化粧すると、重厚な塗装と相まって独特の頼りがいのある顔に変身する。
(急行「宗谷」・音威子府にて)
猛吹雪の中を雪煙を上げつつ行く
急行用に生まれ変わったキハ400形は、特急用気動車と同じ機関を積んでいたため迫力の走りを見せてくれた。
(急行「サロベツ」・天塩中川にて)

旭川で特急「オホーツク」と並ぶ
テールランプの灯が美しい。
(急行「サロベツ」・旭川にて)
札幌駅で出発の時を待つ
このグレーの車体は最北の地へ向かう旅情のひとつでもあった。
(急行「宗谷」・札幌にて)

冬期繁忙期の急行「礼文」
名寄から北では3両編成だが、キハ56形が1両増結されている見える。
混雑期は色んな色の他形式気動車をぶら下げて走った。
(急行「サロベツ」・名寄)
夏のある日、名寄駅に佇む
隣にいるのはキハ40形、キハ400形が生まれ変わる前の車両かつ、キハ400形の現在の姿である。
(急行「サロベツ」・名寄にて)

名寄駅を出発して札幌へ向かう
奇しくも引き込み線へ向かうキハ40形回送列車と併走。キハ40形が先に出たがあっという間に追いついた。
(急行「サロベツ」・名寄にて)
元が一般型のため編成中に運転台がたくさんあった
床下にへばりついた雪が、厳冬との闘いのしるし。
それでも力強く走り去っていった。
(急行「宗谷」・音威子府にて)


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