キハ56形
気動車急行と言えばこれを思いつく人が多いと思われる、国鉄時代の非電化急行の主役キハ58形の北海道仕様。
この時代の宗谷本線では、繁忙期の増結用として自由席車として使用された。
またお座敷仕様の車両が指定席車として連結された事もある。
「礼文」以外の全ての急行列車に増結車として活躍。
宗谷本線から急行がなくなると同時に、彼らも「急行列車」としての職を失った。


キハ56形の増結車
決して快適とは言えなかったが、昔ながらの急行列車の雰囲気に浸れるため鉄道好きが好んで乗った。
(急行「サロベツ」・名寄にて)
キハ56形の仲間であるキハ59形(お座敷車)
宗谷本線の急行には、サービスアップのため指定席車としてお座敷車両を連結することもあった。競合輸送機関には真似の出来ないサービスであり、夜行の「利尻」では横になって寝る事も出来た。
こんなサービスも特急列車になって不可能となった。
(急行「宗谷」・音威子府にて)

キハ56形の単行形であるキハ53形
主に深名線で活躍した単行ローカル用キハ53形が急行列車として活躍する舞台も宗谷本線の急行であった。
(急行「宗谷」・音威子府付近にて)
夏のキハ56は窓から入る風を心地よい
当時、「窓から駅弁を買える」数少ない列車であった。
(急行「宗谷」・音威子府付近にて)

冬期繁忙期に増結車を連ねる
キハ400形がなければいつか何処かで見た風景だと思われる方も多いと思う。
(急行「宗谷」・音威子府)

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