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GSE入線記念で、貸しレでロマンスカーまつり! |
このたび、我が家にGSE車が入線した記念に貸しレで「ロマンスカーまつり」を行った。やっぱり色とりどりのロマンスカーを並べると楽しいなっと。
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まずGSE車と並べてみたのは、60000系MSE車だ。
この車両は新しいと思っていたけど、もう登場からちょうど10年の月日が流れている。
その間に地下鉄乗り入れロマンスカーは完全に定着。
西武鉄道が40000系「S-Train」を運行を開始したり、新型特急001系を地下鉄直通仕様で設計したのはこのMSE車の影響を多大に受けた結果のはずだ。
さらに東武鉄道も、中期経営構想に日光特急の地下鉄乗り入れの検討を挙げている。
このMSE車を契機に私鉄ロマンスカーの地下鉄乗り入れが活発になりそうだ。 |
GSE車は赤、MSE車は青、この色の違いは大きいが、同じデザイナーの手によることもあって「同じ血」が流れている車両であることは一目瞭然だと、私は思う。 |
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二十一世紀のSE車、50000系VSE車と並べてみる。
この車両ももう登場から13年、もうすっかり脂がのりきった中堅車両の域に入っているはずだが、この車両はいつ見ても新鮮だ。 |
GSE車は連接構造を見送ったが、その理由は「将来のホームドア導入のために車両規格を統一するため」とされている。
この理由が事実だとすれば、このVSE車はそう遠くない将来に生きて行くことが出来なくなってしまう。後述のHiSE車やRSE車のように、「特殊な車両構造」故に短命に終わりそうな予感がする。
GSE車は連接構造をやめたとは言え、高速運転やそれによる乗り心地向上を犠牲にしたわけではない。
フルアクティブサスペンションなど、高速電車の最新技術を導入しているのだ。 |
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次に共演させてみたのは、30000系「EXE」。
この車両は登場から20年が過ぎ、現在は順次リニューアル工事中だ。そのリニューアル工事により車体の塗装などその姿を大きく変えているが、私はこの銅色の塗装が好きだ。 |
ここからは現役ではなく、模型ならではの過去のロマンスカーファミリーとの夢の共演だ。
続いての登場は20000系RSE車、1991年登場のまさに「バブルエクスプレス」の筆頭格とも言える豪華絢爛なロマンスカーだ。
ボギー車7両編成である点は、GSE車との共通点。この車体構成は箱根乗り入れ可能な最長の編成長さだ。 |
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RSE車はハイデッキ構造や二階建て車の存在がバリアフリー対応を困難にしていたので、引退が早まったのは周知の通りだろう。
その突然の引退劇からもう5年以上の月日が流れている。その間にRSE車が活躍していた「あさぎり」の列車名が消えている。 |
次の登場は10000系HiSE車。1987年登場のオールハイデッカーのこの車両も、バリアフリー対応困難と判断されて2012年に前述のRSE車と同時に引退。現在は一部の車両が長野電鉄で第二の人生を歩んでいる。
小田急の過去の車両の中で、GSE車に最も似ている顔をしているのはこのHiSE車だと思う。展望室と運転席のフロントガラスをツライチにするデザインは、このHiSE車が最初だった。 |
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次はLSE車は前述しているので飛ばして、昭和のロマンスカーとも言える3100系NSE車だ。
NSE車も引退から20年が経とうとしているが、この車両の活躍は今でも伝説的といえるほど記憶に残っている。
私の少年時代の記憶にも、何度も出てくる車両だ。 |
そして小田急の永遠の名車、3000系SE車だ。これは短編成化以降の俗にSSE車と言われる仕様。
でもGSE車と比べると、こんなちっこいんだな。実物を知らない若い世代にはわかるまい。 |
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3000系SE車のオリジナルタイプとも並べてみる。
今考えると、1950年代前半という時代に大手とは言え私鉄がよくぞこれだけの車両を建造できたと思う。
姿形は変わっても、このSE車のポリシーはGSE車にも受け継がれている。 |
これが61年の時の流れを挟んだ小田急ロマンスカーの進化だ。
現在の小田急は、SE車の時代には考えられなかった方向性でもスピードアップが可能になった。それは代々木上原から登戸までの複々線化で、路線の輸送容量が増えたことでダイヤに余裕が出来、特急のスピードアップの余地が生じたのだ。 |
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今回の「まつり」は何もGSE車絡みだけではない。VSE車とNSE車の並びという、模型ならではの共演も行っている。 |
我が家では様々な時代のロマンスカーがあるが、これを時代毎に走らせるのでなく、ごちゃ混ぜにして走らせることが多い。
我が家のVSEは、片方の先頭車の展望室を「ラウンジタイプ」の座席配置にしている。こんな使い方、本当にされてるの? |
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いつもの橋梁を行く3000系SE車。どんな角度で見ても美しい電車だと私は思う。
現在の電車とはまた違う美しさなんだよね。 |
最後は橋梁を行くSSE車だ。
私にとってSE車はやっぱりこの姿、もう引退から四半世紀以上の月日が流れたが、模型ではいつでも出会うことが出来る。 |
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