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本記事の模型車両撮影に使った貸しレイアウト
東京都西多摩郡瑞穂町「ファインクラフト」さんです。
(JR八高線箱根ヶ崎駅徒歩20分・駐車場完備)

2016年2月29日追加記事 KATOのNSE車
名車・NSE車は我が家では3編成体制に

 小田急電鉄ロマンスカーの名車と言えば、3000系SE車か3100系NSE車を思い浮かべる人は多いだろう。特にNSE車はフラッグシップとしての活躍期間が長かったこともあり、一定世代より上では多くの人に「ロマンスカー」の代名詞的な車両として記憶に残っているはずだ。
 この名車もNゲージ鉄道模型では長い間製品化に恵まれていなかった。今から考えると信じられないほどの不遇ぶりである。実車が引退してしばしの時を経た2005年になって、やっとマイクロエースから市場に出るのを待たねばならなかった。
 だが多くの人が「ツボを外された」と感じる商品展開だったのも確かだ。車体は1980年代末期以降の更新後の姿とされ、一般流通分は引退時のさよならマーキング入りと、特別仕様車「ゆめ70」という組み合わせで、通常塗装品はショップ限定の入手困難という有様であった。そしてこのマイクロエースのNSE車のラインナップ追加や再販を期待したが、それが叶わぬまま10年以上の月日が流れた。
 マイクロエースのNSE車発売から9年を経た2014年、そろそろ人々がマイクロエースNSE車の再販やラインナップ追加を諦めた頃、突如Nゲージ鉄道模型の老舗KATOから小田急NSE車製品化のニュースが流れた。昭和50年頃の冷房増設直前の姿がプロトタイプとされるなど「NSE車の黄金時代」をイメージしたものとなった。この商品は2014年末に店頭に並び、私もこれを購入することになる。
 そして1年後、このKATOのNSE車がラインナップ追加される。昭和50年代後半以降の「冷房増設仕様」が追加されたのだ。これこそが私の少年時代の記憶に強く残っているNSE車で、これも予算が付いた2015年末にやっと購入できた。

 今回は、追加で購入したKATOのNSE車をアルバム形式で紹介していこう。

このたび購入したNSE車2本を並べてみた。
右が2014年発売の冷房増設前仕様、こちらはKATOが歴史的な車両をセット販売する「レジェンドコレクション」シリーズとして発売された。
左が2015年ラインナップ追加の冷房増設仕様、これこそが私の心の中にあるNSE車だ。
冷房増設前のNSE車は、子供の頃によく図鑑などで見た「ロマンスカー」だ。何も載っていない平坦な屋根が「低重心車」を印象付け、スピード感のある美しい車体となっている。
車内パーツも当時の車内色を再現している。
川を渡るNSE車の冷房増設前仕様車、この角度から見るとそのスピード感のあるスマートな姿が印象的だ。
先頭車をズームアップしてみる。KATOはこの曲線美特徴的に捉えているが、マイクロエースも上手く再現していて甲乙付けがたい。
個人的には、展望席回りはKATOの方が、運転席回りはマイクロエースの方が上手く出来ていると思う。
続いて2015年にラインナップ追加された「冷房増設仕様」、内装は1970年代末期以降のワインレッドを再現している。
この姿こそ、私の少年時代の記憶にあるMSE車だ。運転席から顔を出した運転士が、ものすごく格好良く見えたのは今でもハッキリ覚えている。
冷房増設仕様は、床下設置の冷房装置だけでは冷房の利きが悪いという本車の問題を受け、屋根上に冷房装置と、追加冷房装置用のダクトを搭載したものだ。
1978年頃から約10年間、NSE車はこの姿で走っている。これは私が小学生の頃から高校生の頃に当たるので、本当に印象に残っていた姿でまさに「模型になるのを待っていた」ものだ。

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