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・1700系「白帯車」
 最近増えた東武特急のもうひとつは、1700系「白帯車」。
 国鉄が日光線準急に新型気動車投入の準備をしていた1956年に対抗策として登場。国鉄準急に対抗するため、当時実用化の域に達したカルダン駆動など新機能を導入。東武鉄道で最初の本格的な高性能電車となった。

 その後1720系「デラ」が登場すると、設備が見劣りするため冷房化や固定窓化や妻面扉の自動化など様々な改造を行うもこれが抜本的対策とはなり得ず、1971年に1720系と同じ車体に載せ替えられ「デラ」の仲間入りをする。

 さらに1991年には他の「デラ」と同様に200系「りょうもう」に機器転用という形で更新されて、驚くことに全車現役ということになっている…車齢70年ですよ(もっとも車体も台車も当時の物ではないが)。
 この「白帯車」は、数年前に鉄道コレクションシリーズで限定発売されたもの。時代設定により3つの形態が発売されたうちの、末期の姿のものだ。
 それを今年になって、格安でネットオークションに出ているのを見つけ、何人かと競り合ったもののこのモデルとしては安い価格で入手できた。

 前オーナーによって運転妻は車体マウントのTNカプラー、中間妻は密連タイプのKATOカプラーに換装されていたが、中間妻の連結器をKATOの「車間短縮ナックルカプラー」に変更して、連結間隔を実感的にした。
 ヘッドマークや標識類はまだ付けていない。何を付けるか悩んで答えが出ないのだ。
 「白帯車」を「デラ」と並べてみた。「白帯車」の白い帯がとても美しい。

 前述の通り、1700系は1971年に「デラ」と同じ車体に載せ替えられ、同時に足回りが強化されて「デラ」と同じ性能を得た。
 「白帯車」は2両編成を2つから3つ繋げる編成構成で、目的地が日光と鬼怒川に分かれる東武特急に上手く対応できた。
 「デラ」は6両固定編成。これに合わせるべく、1960年代末頃からは「白帯車」も3本繋いだままとなって、事実上6両固定編成として使われるようになったと聞く。
 設備だけでなく速度性能の差もあったため、「白帯車」の特急は特急料金が安めに設定されていたという、そういう区別は現在もあったかと。
 私は「白帯車」の活躍は直接知らないが、その話は年配の東武鉄道ファンの方から聞いて興味がある車両だった。
 だけど鉄道コレクションシリーズで発売されたときは、他の欲しいものと重なって泣く泣く諦めたのだ。

 高性能電車初期の特急電車という、「白帯車」は趣味的に色々と面白い車両と思う。
 こうなると、今度は小田急2300形の特急時代の模型が欲しくなるなぁ。あれも欲しかったのに、手に入れられなかった…。
 続いて「白帯車」登場前に特急として活躍していた5700系と並べてみた。
 戦後間もない1951年に登場した5700系は、「白帯車」登場後は伊勢崎線急行などに活路を見いだし、さらに「デラ」をはじめとする優等車両の新車が出ると波動用車両という位置で活躍の場が固まる。
 日光・鬼怒川という巨大観光地を抱える東武鉄道では、波動用車両という立ち位置で固まった車両の引退は許されず、大改造や他へ転用ということもできない。このため5700系はその姿を大きく変えることもなく、平成を迎えるまで活躍することになる。
 私は1987年3月に、東武伊勢崎線沿線に住んでいた当時の友人に誘われて5700系の臨時快急「だいや」に乗り、ものすごい衝撃を受けた。
 あのときに聞いたツリカケサウンドは、今も耳の奥に残ってる。
 昭和20年代に作られた電車が、しかも優等運用だなんて、当時は他にはなかった。
 そして、それをきっかけにそれまで縁がなかった東武の本線系にのめり込んでゆく。だって私が最初に乗った東武本線系の列車が、この5700系の「だいや」だったんですよ!

 模型は20年くらい前に組み立てたグリーンマックスのキット。ちょっと動力がくたびれてきたし、パンタグラフも上手く上がらなくなったので整備しなきゃ。
 「白帯車」と「リバティ」を並べてみた。「リバティ」が登場したとき、私は現代版の「白帯車」だと感じた。
 短編成を複数連ねて分割併合にも対応する構成は、まさにかつての「白帯車」を思い来させてくれたのだ。
 そのためという訳ではないけど、「リバティ」の車体の色は昔の東武特急に揃えてある。
 よくみたら前灯の配置も同じではないか。

 私が「白帯車」を入れるなら末期の姿と思ったのは、東武鉄道関連の書籍や雑誌で見た1700系の写真で、末期の姿に惚れたからだ。
 飾り気のない前面デザインに対し、側面に並ぶ銀枠付きの固定窓という姿に「美しい電車」だと感じたのだ。

 だが年配の現場を知る人から聞くと、その時代の「白帯車」はその美しい姿と裏腹に、老朽化と度重なる改造の影響でボロボロだったという。豪華な後継車に活躍の場を追われただけでなく、その身体まで痛めつけられていたのだ。
 ここからは撮影会というより、おまけ写真。

 「リバティ」と「デラ」を並べてみた。前回東武特急についてページを作った時、この並びが出来なかったので。
 やっぱり「デラ」が小さく見えるけど、やっぱりこれはそういうものだと思う。今どきの特急電車は「限界一杯」で作ることが多いので、昔の電車がどうしても小さく見えてしまうのだ。
 「デラ」がいなくなった頃、この「リバティ」のような特急電車が出てくるとは思ってなかった。300系の急行が特急に格上げされるまでは…。

 実は我が家には、鉄道コレクションシリーズの350系があるが、走行化の整備待ちという状況。
 予算が付いたら走行化のつもりが、その予算が前述の「白帯車」に回ってしまって整備完了の目処が立たず。
 いずれにしろ、次に東武特急のページをまとめるのは、その350系の整備が出来た時だ
 それとマイクロエースの1800系白帯が欲しいよ。
 最後に示す写真は、今回復旧工事をした「デラ」の最も印象的な写真。
 我が家にレイアウトが完成したとき、この車両をすぐ走らせられないのがどんなに悲しかったか…。
…という訳で我が家に東武特急が二車種増えたのをきっかけに、我が家に完成したレイアウトを走る東武特急の車両をまとめてみました。最新の車両から半世紀以上前に姿を消した古の車両まで、私の東武特急コレクションは確実に広がってしまってます。
 また東武特急を走らせて愉しもうっと。

最新の東武特急と 古の東武特急が増えて
時代設定が滅茶苦茶になってきました。

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