ダイヤ改正…多くの鉄道好きの皆さんにとって、様々な車両や路線との出会いと別れのキーワードとなる出来事である。
多くの鉄道会社が春にダイヤ改正を行うのに対し、設備工事の関係などで剃れとは違う季節のダイヤ改正もよくある話だ。かつての国鉄は１０月にダイヤ改正することが多かったし、年の瀬も迫った１２月にダイヤ改正をやった例もある。
今年、春にダイヤ改正がなかった西武鉄道だが、それは池袋線の連続立体交差工事の進捗に合わせてダイヤ改正を行う必要に迫られていたからだ。そのために工事の一部完成がなる６月末にダイヤ改正を行うと発表があった。
その内容は新宿線では目を疑いたくなるような縮小改正だった。現状維持ですらない、明らかな縮小であった。
それは通勤優等種別の整理縮小を柱にした減量ダイヤであった。その中で一番大きなニュースは、数年前から運行を開始した通勤優等種別「快速急行」「拝島快速」の全面廃止である。比較的長距離を乗る人にとっては、停車駅が増えて所要時間が延びるという不満の多いダイヤになってしまう内容だった。
もちろん、このダイヤ改正の報せを受けて、最寄り路線である西武拝島線の最優等列車の廃止を黙って見ているつもりはなかった。しかし、何だかんだ言って追いかけるのは最終日になってしまった。今回はこの消えゆく優等列車「拝島快速」の追いかけを軸に、現在の西武新宿線の電車を撮り鉄したのでこの写真を公開したい。
ちなみに、このダイヤ改正で私がペンネームに使い続けていた「急行 拝島･西武遊園地」も全廃になってしまった。新ダイヤでその列車がなくなると知ったのは、なんと今回の撮影行の真っ最中。思い入れのある列車だから最後まで追いかけたかったが、知ったときには最終便が終点に着いてから何時間も経った後だったわけで…。萩山での併合列車（上り）が残るからと思って油断していた。「急行 拝島･西武遊園地」ゆきの廃止に寄せては、本コーナーのおまけに付けます。
| 本日のターゲット | |
 |
|
 |
| 次のページへ 「撮り鉄日記」トップへ |