2017年4月6日 西武鉄道新宿線 武蔵関〜東伏見間

 2017年4月6日、前日のニュースで都心方面の桜がぼほ満開とのニュースを聞いて愛車で武蔵村山の自宅を出発。新青梅街道をかっ飛ばして武蔵関駅近くのコインパークに到着した。何で電車で来ないのかって? それは朝寝坊してしまったからです。
 そして武蔵関公園近くの「長者橋」付近の桜の様子を見ると、まだ八分咲きと言ったところか。撮影決行を決断して、毎度来ている撮影ポイントへ行ってカメラを構えた。
武蔵関公園近くの石神井川沿いの桜並木は、西武新宿前の車窓から見える随一の桜の名所と言って差し支えない。その桜並木の中で、この木と電車を並べて撮るのが好きだ。ここでターゲットが来るまで粘るぞ。
まずは新2000系が登場だ。驚いたことに、昨年度は新2000系にも遂に老朽廃車が発生している。つまりリニューアルなど手が掛かっていない新2000系も早く追っておかないと、いつの間にかにいなくなったりする可能性があるということだ。。
NRA「小江戸」号がやってきた。本コーナートップにも書いたが、いよいよ後継の新型特急車について発表があった。
このNRAは「プラチナエクスプレス 川越Ver」、川越の名所などがラッピングされている特別編成。池袋線には「秩父Ver」も存在する。
スマイルトレインがやってきた。40000系登場で製造終了、もう「新車」という段階ではなくなってくるね。実はこの日、スマイルトレインをよく見かけていて、このポイントでは「2000系が来ない…」とうなっていた。厳密に言うとこの構図で必要な「西武新宿方に旧2000系」という列車が来なかったというのが正しいのだが。
こっちはNRAの一般仕様、だが他の編成と違うのは愛称表示がLED電光掲示板になっている最終編成であることだ。
この組合せが撮れたのは、今回嬉しかったが…旧2000系が来ない。
20000系は西武鉄道の主役としてすっかり定着している。登場から18年、そろそろ手が掛かる頃のはずだが…。
旧2000系を待ち続けていたが、遂にその姿を見ることがないまま「プラチナエクスプレス」が本川越から戻ってくるまでいてしまった。そんな急激に旧2000系が減っているわけではないはずなのだが。
ここでの撮影は光線条件が厳しくなってきたので、泣く泣く定番撮影地に移動することにした。
そして撮影地を移動すると、すぐに旧2000系がやってくるもんな。
この踏切での撮影ポイントは、鉄道好きの人達で埋め尽くされていて足の踏み場もない状況。みんな考えることは一緒。
新2000系を撮る、前述したように昨年度始めて新2000系にも老朽廃車が出た以上、未リニューアル車については無差別撮影の対象にしている。
前のポイントでも新2000系の写真は数多く撮っているが、みんな同じような写真になっているので公表していないだけだ。
ようやっと新2000系のフルカラーLED電光掲示板にも慣れてきた。
スマイルトレインの田無ゆき、いまだ「各停」という表示にも響きにも慣れないなぁ。「普通」電車の何が悪かったんだろう?
よしっ、旧2000系来た。
でも来たとは言え、増結の2連だけが旧2000系という編成だ。今回驚いたのは、これまで増結用2連は西武新宿方に着くことが多かったのに、今回は例外なくみんな本川越方に着いていることだ。いつからこうなった?
この写真の列車は、編成番号を見落としている。
20000系もキチンと撮影している。突然のリニューアルとかで外観が変わる変化があるかも知れないからね。池袋線の6000系みたいに顔が真っ白になったりしなきゃいいけど…。
上りにも旧2000系、これも増結用の2連だ。6連や8連の旧2000系は何処行ったんだ?
これは2411編成であることは、後で解る。
新2000系はよく来るようになったが、実はこの日、旧2000系以上に見かけないのは新2000系の初期型だ。先に結論を言うとこの撮り鉄行では、その姿を一度も見ることがなく終わっているので写真も一枚も撮れていない。
正調新2000系が好きなんだけどなー。
6000系来た、前の撮影ポイントでも撮っているけど、公表に耐えられない写真になってしまった。だがこちらでの撮影は「これぞ6000系」という良い写真になったと思う。
このオリジナルスタイルを保ったままの6000系も、いつまでこの姿のままで走ってくれることか…。
また新2000系、このような4+4の編成が来るとその顔をまじまじと見てしまうが、やはり初期型が入ってない。
NRAの「プラチナエクスプレス」が西武新宿から戻ってきた。ラッピングできれいに飾っても、連結器がだらしなく曲がっている。どうして新宿線のNRAは先頭の連結器がいつもだらしなく曲がっているのだろう?
急行拝島ゆきで旧2000系登場。でもやっぱり増結用2連を本川越方に付けた編成だ。
この編成は田無事故代替編成編成のうちの1本で゜ある2417編成だ。西武新宿線で始めて側面方向幕を運用した記念すべき車両。

余談だが、田無事故復旧車の2023編成は老朽廃車となり、もうこの世にはいない。あの世で元の編成と車号に戻ったことだろう。
パターンダイヤが一回りし、次の急行拝島ゆきも旧2000系。でもやっぱり増結用2連を先頭にした編成。
これは先ほども登場の2411編成。しかし本川越方に増結車を付けることが習慣になったならば、「前パン」の2000系2連は見ることが難しくなったということか?
次にやってきたNRAは一般仕様のごく普通のNRAだ。愛称表示が幕で、ラッピング塗装などもないごくごく平凡なこの姿をどうしても押さえたかった。
NRAが西武新宿線のクィーンとして鮮烈なデビューをしてから23年、その活躍のゴールは確かに見えている。こいつも引退後は、先代レッドアローのように地方私鉄に払い下げられたりするのかな?
そしてやっとやってきた旧2000系の6連を先頭にした急行拝島ゆき、これだよ、こういう写真を撮りたかったんだよ。
この車両は2033編成、田無事故代替車として1987年に追加投入された旧2000系でも最後期の車両だ。

そしてこの列車を撮影したところで13時、手打ちにして帰宅することにした。この列車の直前に、トップナンバー車の2001編成が西武新宿へ上って行ったのだが(最期にエンディング写真として掲載します)、この日の今後の予定を考えるとそれを待つことは出来ない。
 こうして今年の撮り鉄がてらの花見は終わり、西武新宿線の車両たちをこうして定期的に見守っているという内容をまとめてみたけど…上手くまとまったかな?
 今年は二番目の撮影ポイントに、他の鉄道好きな方々が沢山いて色々雑談もありました。皆さん狙っているのは旧2000系ととNRAで、6000系と新2000系は取りあえず押さえるという人が多く、考えることは同じなんだなーと思わされましたね。
 来年の花見の時には、西武新宿線の車両達がどのように変わっているのか、楽しみでもあり不安でもある。その前に、旧2000系をしっかり記録しなきゃなぁ。

「武蔵関の桜」を眺めながら西武新宿へ急ぐ、旧2000系トップナンバー2001編成。
彼にとって40回目の花見だが、彼は来年ここで花見が出来るだろうか?

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