2023年4月1日 西武鉄道新宿線 武蔵関〜東伏見間

 2023年のお花見撮り鉄の続きだ。
東伏見側の踏切に移動すると、まず20000系8連が「スマイルトレイン」とのすれ違いを演じていた。
やっぱり光線状態が厳しいな。
そして絵に描いたようなスマイルトレイン、最近のLED表示器は文字がきれいに写真に写るのが嬉しい。
上りの後打ちもやってみた、2000系リニューアル工事施工車の2093編成。
下り「小江戸号」接近、確実に撮らねばと緊張したら、踏切の矢印が上り接近を示している…「げーっ、ここでカブるのかよ!」と思ったら、やってきた上り電車も「小江戸号」だった。
…という訳で目の前で演じられた「小江戸号」同士のすれ違い、でもこれじゃ桜は見えないな(笑)。
感動の「小江戸号」すれ違いのあとに続いてきたのは、20000系「L−トレイン」だ。西武ライオンズの選手達がラッピングされている青い電車だ。
2000系4連×2がやってきた。これは編成番号失念だけど、2編成とも後期車。
2000系4連×2がやってきた。これは向こう側に初期車の2513編成がついている編成。
「玉川上水」って行き先は昔は珍しかったけど、今は当たり前になったなぁ。1983年のダイヤではラッシュ時の小平以西でのみ見られる行き先だったのにね。
20000系のトップナンバー20101編成、あのデビューから24年が経ったのか。
1999年2月の20000系デビューイベントで追いかけたのはまさにこの車両、東京で珍しく雪が降った寒い日だったのをよく覚えてる。
先ほど撮影した6103編成が折り返してきた、やはり急行だと西武新宿まで行って戻ってくるのが早いね。
この編成が転属してきたことで、6000系の初期3編成が新宿線に集中する事態となった。
今度はカブり無しで「小江戸号」を撮影できた。今となっては一昔前でなく、ふた昔前の特急電車って感じになっちゃったなぁ。
今回はカブらず、上りの特急は下りの特急が通過した後にやってきた。もうちょっとだけシャッターが遅ければ、これがトップ画像になったいたことだろう。
続いて30000系もトップナンバー車が登場、でもこの30101編成は30000系デビューから少し時を経て登場した10連だ。
40000系が戻ってきたが、行き先表示がうまく写ってない…さっきもそうだったんだよな。
このテールランプの形が京阪電鉄3000系(U)に似ていると思うのは私だけだろうか?
2507編成が戻ってきた。私のもとにある情報が正しければ、この編成は現在は新2000系で最も古い車両のひとつのはずだ。

1988年4月、西武新宿線に突如現れた新しい電車2501+2503編成に続いて投入された2505+2507編成ということで、前者は既にこの世にいないということだ。
あの頃が懐かしい。
続いてやってきたのは「スマイルトレイン」でも何か変だ…と思ったらドラえもんをイメージしたラッピング車「DORAEMON-GO」だ。
こちらは「スマイルトレイン」の本当のトップナンバー車、38101編成だ。
続いて新宿線に転属してきた6000系白顔のもう1本、6108編成だ。ちなみにこれが西武新宿に向かう時は撮影に失敗しているので、下りのこの写真で突然出てきたわけだ。
6000系オリジナルスタイルの6101編成が返ってきた。これの下り電車も撮影に失敗しているので、上り電車ばかり写真が残る結果になった。
やっぱり6000系はこっちの方がいいよな。
そして「52席の至福」が、、大勢のツアー客を乗せて返ってきた。「西武鉄道で観光レストラン列車」って話を聞いたときは「そんなの乗る人いるの?」と思ったけど、蓋を開けたら大好評だそうで。
実は私も乗ってみたいと思っている。

この「52席の至福」が折り返してきたところで今日は手打ちにすることとした。

 こうして今年の花見も終わった。前回の花見から3年も間が空いたことで印象は大きく変わり、何よりも旧2000系を一度も見ることなく終わってしまったのが予想通りとはいうとても悲しいことだ。私が小学生に上がると同時に西武新宿線に現れ、私とともに育ったあの電車が今や「風前の灯火」である現実を見せつけられた思いだ。
 現在ここで見られる旧2000系は増結用の2連に限られますが、その2連がくっついた編成が来なかったというのが正しいところで。新2000系の2連も今回は見ていない。電車の固定編成化が進み、8連や10連ばかりが行き交うようになって増結車を繋ぐことが格段に減ったのは確かだ。
 旧2000系だけでなく新2000系までもが数を減らしている現況を思えば、旧2000系が全滅する日はもうすぐそこまで来ているという現実から逃れることは出来ないだろう。そして新2000系だけでなく6000系までもが引退の射程圏に入っているということで、私が十代や二十代前半だったころから走っている電車が見られなくなるのはそう遠い日の話ではなく、自分が時代から取り残される思いだ。
 そんな西武新宿線を見守ってゆきたい。再来年の2025年には開業130周年、その頃の西武新宿線がどうなっているのか不安でもあり楽しみだ。


「武蔵関の桜」の下を、今日も西武新宿線は走り続ける

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