2025年4月5日 西武鉄道新宿線 武蔵関〜東伏見間
   −西武新宿線130周年(川越鉄道開業130周年)記念撮り鉄−

 2025年のお花見撮り鉄、いよいよ東伏見寄りにある踏切に移動した。
東伏見側の踏切に移動すると、いきなり下り「小江戸」号がやってきた。慌ててカメラを用意したので、苦しい写真になった
やっぱり光線状態が厳しいな。
続いて絵に描いたようなスマイルトレイン、「急行 拝島」の文字がきれいに決まってうれしい一枚。

しかし、今年この踏切に来たら、線路沿いに信号柱が増えて撮影がとても厳しくなってしまった。今回はその新しい信号柱の隙間から、針穴に糸を通すような撮影をしなければならない。
新2000系の下り各停、編成番号失念。
光線状態が厳しいものの、「これぞ新2000系」という写真になってうれしい。

新しい信号柱の隙間からの撮影なので、望遠も決まった設定にしかできない。線路沿いの桜の花があまり写らなくなってしまった。
下り準急に20000系、これもまさに「絵に描いたような」という感じの写真になった。
「準急 玉川上水」って、昔はあまり見かけなかったせいかやはり違和感がある。

昔話と言えば、ここでの撮影では隣で撮影していた16歳高校生と色々話をした。といっても「おじさんが語る昔の西武線」の話ばかりだったけど。
16歳といえば…私なら国鉄分割民営があった歳で、青春18きっぷ片手にあっちこっち乗り回っていた頃だよ…。
6000系6101編成が帰ってきた。これも今日撮った銀顔の6000系の写真では、もっともきれいに決まった一枚になったと思う。
上り「小江戸」号通過。
上り列車は縦写真にすることにした。とにかく「小江戸」号の最後を記録しなければ、という思いだ。
2000系2連+8連がやってきた。これは2連は2461編成だったけど、8連は見る余裕がなかった。
やっと複数編成つないでいる新2000系を見られた。
またまたスマイルトレイン。行き先が「急行 拝島」はさっきと同じ。
もうちょっと花が写ればなぁ…。
これまでは電車から離れたショットの写真が多かったからヘッドマークのデザインがわかりにくかったけど、これなら「130周年」を記録するのに良い写真になったと思う。
下り「小江戸」号がきた、ピシッと決まった写真だけど、やはり桜をもっと写るように撮りたかった。
20000系下り急行、この電車は運転席に沢山人がいるけど…なんだろう?
2055編成が付けているヘッドマークはこんな感じ。
こんなさりげない写真が、後日貴重になったりして。
6000系6102編成。銀顔の6000系をキチンと記録する一枚…って、以前の撮り鉄からもう何枚目だ?
「小江戸」号のアップ写真。この顔はあと何回見られるのか?
40000系が来た。実は上りでも来ていたんだが、その写真は失敗なのでお蔵入りに。
登場から年数も経ちもう「新車」ではないし、池袋線では着実に数を増やしているけど…新宿線では珍しい存在だ。
「小江戸」号の後釜はコイツなのか?
6000系6107編成が帰ってきた。「新宿線の6000系」の顔をきっちりと記録しようと撮影。
「52席の至福」が、西武新宿で客を乗せて帰ってきた。
シャッター押すのが早すぎて悲しい写真になってしまったが、そのせいで桜の花の中を走っている感は強まって気に入った一枚。
130周年のまた別のヘッドマーク、「お茶香るまち狭山に」って、狭山市のヘッドマークなのかな?
そして2000系2075編成をきれいに決めたところで、そろそろ手打ちにしようということに。この新2000系もうまく決まったと思う。
帰ろうと思ったところでもう一度踏切が鳴り、エンディングにした最後の一枚を撮ることになる。

 こうして今年の花見も終わった。今年の花見で見た西武新宿線の電車たちは、私が若い頃からなじんでいた電車の姿が殆どなくて嫌でも「時代の流れ」を感じさせられた。新2000系は8連と2連ばかりで4連はついに一度も来なかったし、その8連や2連も殆どが池袋線での活躍が長かった車両ばかり、少しだけ寂しかった。
 そして、廃止が決まった「小江戸」号については、花見で撮影するのはこれが最後かもしれないという現実。「小江戸」号の置き換えは2026年度ということなのでまだ来年があるが、その来年に私が花見ができる日程で桜が咲いてくれる保証はない。だから今回は「花見では最後」のつもりで「小江戸」号を記録した。「小江戸」号については、前述しているが撮り鉄や乗り鉄を考えてゆきたい。
 そして、この花見の撮影ポイント自体も終焉が近い。この区間の連続立体化の着工が決まり、すでに東伏見寄りの踏切には工事を予告する看板も立っている。この調子でいけば数年のうちに仮囲いなどができてしまい電車の撮影に適した地ではなくなるだろう。こういう意味でもここでの花見は「今年が最後かもしれない」という思いで撮影をした。

 こうして私のふるさとの鉄道路線である西武新宿線は、走る電車も、その線路そのものも大きく姿を変えようとしている。それをまざまざと見せつけられた「撮り鉄」行であったと感想を記したところで、今回最もうまく撮れた「最後の一枚」を表示して今回の記録を終わろう。


最後に撮ったのは「小江戸」号 ここでの花見でのラストショットかもしれない
来年 もう一度花見ができると良いが…

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