・収録車両
キハ750(日本の国鉄キハ07系がモデル)
キハ720(マイクロバス改造車両)
・購入済みアドオン車両
(特になし)
・経由地
(架空路線につき省略)
日本の鉄道は世界的に評価が高いが、この「Train Simulator 2016」ではフリーのものを除いて日本の路線が再現されているものはない。
だが2015年1月、日本をイメージした路線として「Train Simulator」のDLCに加わったのが本作、「The Story of Forest
Rail Route」である。
この路線マップは日本の「北海道ちほく高原鉄道」(旧国鉄池北線)をモデルにした景色に、路線制作者による背景となる物語や設定わ付け加え、車両としては旧国鉄のキハ07系をモデルにした「キハ750」や、マイクロバス改造の「キハ720」をセットしたものだ。
実際にプレイしてみると路線の景色などは日本のそれとはほど遠く、大陸的な地形や路線という組み合わせで、これを購入した日本人はさぞかし違和感を感じたことだろう。また線形についても平気で50‰勾配があり、車両もその勾配を難なく登るという点等が「Steam」のコミュニティで批判されている点でもあろう。
だがそういう点を割りきってみると、日本の針葉樹林の森が上手く再現され、本作の「林業で栄えた路線」という設定に説得力を与えている。特に大山口線では渓谷に沿った路線選定や、その渓谷にある貯水池設定など、日本の地形はよく見られていると感心する点もある。駅周辺の町並みも日本民家が上手く再現され、スタジオジブリのアニメのワンシーンなどもこの中に差し込まれているようだ。
さらにこのマップの美しいところは、四季の再現だ。春には桜が咲き、夏には夏草が茂り、秋には草木が色づき、冬は雪が降るが、この変化が美しい。
だが沿線の人口密度の低さ、そこから来る駅間距離の短さは日本らしくないと言われても仕方が無いだろう。
私はこの路線を購入して、特に「大山口線」の方で楽しむ事が多い。「日本をモデルにした路線」という設定は忘れ、鉄道模型のような無国籍路線として割り切ってて、「松石峠」を超える旅を愉しんでいる。
以下、本路線のキャブ画をアルバム形式で見てみよう。
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