・Isle of Wight Route
 ワイト島線:Ryde Pier Head(ライド ピア ヘッド)~Shanklin(シャンクリン)
 ワイト島蒸気鉄道:Smallbrook Junction(スモールブルック ジャンクション)~Wootton(ウートン)

ワイト島の野を走る Class483
この車両はロンドン地下鉄の中古車だ

・収録車両
 Class 483 Electric Multiple Unit (元ロンドン地下鉄電車)
 W37 0-4-0ST ‘Invincible’ Steam Locomotive along with 6369(小型蒸気機関車)
 その他、保守用モーターカーおよび保存鉄道用の貨車と客車

・購入済みアドオン車両
 (特になし)

・経由地
ワイト島線(Island Line Trains)
 Ryde Pier Head(ライド ピア ヘッド)~Ryde Esplanade(ライド エスプラネード)~Ryde St Johns Road(ライド セントジョンズロード)~Smallbrook Junction(スモールブルック ジャンクション)~Brading(ブレイディング)~Sandown(サンダウン)~Lake(レイク)~Shanklin(シャンクリン)

ワイト島蒸気鉄道(The Isle of Wight Steam Railway)
 Smallbrook Junction(スモールブルック ジャンクション)~Ashey(アシュリー)~Havenstreet(ヘイブン ストリート)~Wootton(ウートン)



 イギリス南部の軍港都市ポーツマス、ここから海を眺めると目の前に広がるソレント海峡の向こうに島が見える。これが今回の舞台であるワイト島だ。
 ワイト島は19世紀後半にリゾート地として栄え、有名人の自宅や別荘があるという。過去最大のロック音楽祭「ワイト島祭り」が行われたことや、ヨーロッパ最大の恐竜化石産地である事でも有名だ。乗り物界でも飛行艇やホバークラフトが生まれた島としても有名だ。
 この島には世界的に有名な二つの鉄道があり、双方とも「Train Simulator」でも再現されている。

 「Train Simulator」では「Raill Simulator」時代の2009年頃には既にこのアドオンが存在していた。「Raill Simulator」を発見して購入した当時、Class220/221気動車とともに我が家で購入・インストールしたアドオンのうちのひとつだ。模型的な路線と風光明媚な景色、何よりもワイト島線のロンドン地下鉄由来の小さな電車や、ワイト島蒸気鉄道の軽便鉄道的な列車も気に入って、当時から遊び倒していた。そして現行の「Train Simulator」をインストールした2014年末、本体と一緒に最初にダウンロードしたアドオンがこのルートだった。

 ちなみに、2008年にイギリスで販売された「Ship Simulator Extremes」という船シミュレータには、ポーツマス港やサザンプトン港やワイト島を再現したソレント海峡のマップが標準で入っており、ポーツマスやサザンプトンとワイト島を結ぶ連絡船の操縦体験も可能だ。後述するライドの桟橋も本ゲームと同様に再現されており、「Train Simulator」のポーツマスダイレクト線のアドオンを入れれば、まさに海峡を挟んだ鉄道→船→鉄道という旅行を再現することも出来る。う~ん、「ソレント海峡冬景色」…ってか。


 ワイト島線の起点は、ワイト島最大の街であるライドから海へ伸びる桟橋の先端にあるライド ピア ヘッド駅だ。ソレント海峡は遠浅の海岸が多く、ワイト島のライド付近もそのために海岸まで船が入ってこられない。だから船が着けられる程海が深くなるところまで桟橋を延ばしたのだ。この辺りは前述の「Ship Simulator Extremes」でも再現されていて、大型船を浅瀬を避けながら操縦するのは難しくてとても面白い。1912年に大事故を起こし、映画にもなったタイタニック号もこのように浅瀬を避けながらサザンプトンからソレント海峡を通って大西洋へ出て行ったはずだ。こんな地形だからこそホバークラフトがワイト島で誕生したのも頷ける。
 実物はライド ピア ヘッドでポーツマスからの連絡船と接続した発車するが、残念ながら本ゲームでは連絡船までは再現されいてない。船に接続したつもりで発車するとしばらくはライドの町から海へ伸びる桟橋を走る。そしてワイト島に「上陸」し、最初の停車駅はライド エスプラネード駅だ。ここまでは複線に見えるが実は片側は使用していないので事実上の棒線駅だ。ライド エスプラネード駅から複線になると、線路は地下に潜ってしまう。ワイト島線が地下鉄のお古を使うのは、このトンネルが小さいからだという。
 ライドの中心街の地下をくぐり抜けると、ライド セントジョンズロード駅に到着する。ここは車両基地があるなどワイト島線の運行拠点となっている。ここを出ると市街地は途切れ、沿線風景は森や平原となる。しばらく行くと複線区間は終わり、スモールブルック ジャンクション駅で後述するワイト島蒸気鉄道が右へ分岐する。ワイト島線は小さな峠を越え、のどかな平原風景の中を走る。ここから制限速度がなくなり、線内最高速度の時速45マイルで走れる。
 途中のブレイディング駅は行き違い設備を撤去した棒線駅で、ローカル線の雰囲気が良く出ている。やがて周囲にまだ住宅地が増え、上り坂を登ると行き違い設備があるサンダウン駅に到着。ここはライドを出て最初のまとまった街だが、先にネタバレするともう市街から出ないままこの路線の終点についてしまうことになる。
 ここからは別荘とおぼしき家が建ち並ぶ区間となる、途中のレイク駅を谷間にしたV字型の路線だ。レイク駅の先で少しだけ左に海を見ることが出来るが、別荘やホテルが並ぶリゾートらしい景色の中をしばらく行くと終点のシャンクリン駅だ。

 ワイト島蒸気鉄道は前述の通り、スモールブルック ジャンクション駅でワイト島線から分岐する。スモールブルック ジャンクション駅はこの分岐のためだけの駅で、ホームが2本と蒸気鉄道側に機回し用の引き込み線があるだけだ。大きな右カーブでワイト島線と分かれると森の中の上り坂を行く。途中にあるトンネルをくぐると風景は高原のような広い牧草地となり、観光鉄道らしい風景になる。アシュリー駅が峠であり、今度は牧草地の中をひたすら下って行くとヘイブン ストリート駅。ここがワイト島蒸気鉄道の運行拠点で、広い構内に車庫や展示運転用と思われるループ線もある。ここからは森の中の上り勾配をひたすら上り、何にもないところに突然駅と機回し用の引き込み線が現れて線路が途切れる。終点のウートン駅だ。


・ワイト島鉄道の公式サイト
 ワイト島線(Island Line Trains)
 ワイト島蒸気鉄道(The Isle of Wight Steam Railway)

・ワイト島の鉄道に乗った日本人による紹介サイトです。参考にどうぞ。
 景色は乗った後に~ワイト島の電車~
 どっか行きたいな。~ワイト島の旧型電車~
 あまらぼ鍋屋町のブログ~ワイト島蒸気鉄道~
(個人のサイトですので、問題がありましたらリンクを切ります)


・世界の車窓から
 
ワイト島線(Island Line Trains)
ライド ピア ヘッド駅から桟橋上をライド エスプラネード駅へ向かう列車。
これがワイト島線を象徴する景色だ。
桟橋上からの車窓風景、まさに海上を走るといった感じだ。
車窓には、グレードブリテン島本土からのホバークラフトが見える。
桟橋上を走る電車をズームで見ると、まるで芋虫みたいだ。
ロンドン地下鉄由来の小さな電車が、島にある街と街を結ぶ。
前照灯の位置が特徴的だ。
ライド エスプラネード駅に到着、この駅はライドの街の海岸線にあり、駅ホームの一部は海の上だ。
電車はしばらく街の中を行く。沿線には小川も流れていて、街の中でものどかだ。
ライド セントジョンズロード駅で反対列車とすれ違い。
この電車は1938年に製造され、以来半世紀に渡りロンドンの地下鉄路線で活躍していた。そして1989年にロンドンの地下鉄を引退し、このワイト島にやってきたとのこと。
電車の運転台を見てみる。日本の旧型電車と構成がほぼ同じ。最高速度は時速45マイル(72km/h)。
車内は日本で言うところのセミクロスシート。同乗しているおっさん達を見れば、どれだけ小さい車両か解ると思う。
ライドの街を後にすると、こんな感じの平原風景が続く。のどかで良い感じの景色で好きだ。
ブレイディング駅に到着、かつてはすれ違い駅だったようでホームが2本ある。
ブレイディング駅の先では、小さな池が見える。
平原の中をしばらく走ると、ポツンポツンと家が見えてくる。サンダウン駅はもうすぐだ。
サンダウン駅ですれ違い。30分ヘッドのネットダイヤを組むと自然にライド セントジョンズロード駅とこのサンダウン駅ですれ違うようになっている。
ちなみに、この電車はカラーが2種類ある。私は赤一色の方が好きだ。
レイク駅の先で少しだけ海が見える。海が見えると島の鉄道らしくて良いんだけど。
終点シャンクリン駅。ここも棒線駅だ。
実物はここでのんびりと折り返して行くんだろうな。
 
 
ワイト島蒸気鉄道(The Isle of Wight Steam Railway)
スモールブルックジャンクション駅の蒸気鉄道ホーム。ホーム1本の他は機回しに必要な最小限の設備だけだ。
森の中を右にカーブを切ってワイド島線と分かれる。ここがちょっと勾配があり、キチンとパワーを出さないと速度が出せない。
客車の様子。1両は荷物室とファーストクラスとなっている。
島の放牧場を行く、牛がモウッて鳴いたりするのも、このゲームの特徴だ。
一般客車の車内はなんとロングシート。しかしワイト島の鉄道って、同乗はおっさんばかり…。


番外編:「Ship Simulator Extremes」で世界旅行!!
 
 ソレント海峡を行く船から、ワイト島線を眺めてみよう。

 ここでは「Train Simulator」から離れて、船操縦のシミュレータゲーム「Ship Simulator Extremes」で再現されているワイト島鉄道を眺めてみよう。前述の通り、「Ship Simulator Extremes」にはソレント海峡のマップが標準装備されており、イギリス本土とワイト島を結ぶ連絡船の操船体験や、ソレント海峡を通って外海からポーツマスやザザンプトンへ、またはその逆の航路の操船体験ができる。
 ではヨーロッパ方面からサザンプトンへ向かう航路を行く船に乗ってみよう!
トップ画像では航路から左に見え始めたライドの街を再現している。そしてライドの街が近付くと、海に突出している桟橋が見えてくる。
航路から少し外れて、ライドの街に接近してみた。実は航路から外れると浅瀬が多いので操船に気を遣う。
これがワイト島線の起点である、ライド ピア ヘッド駅だ。
ここがライドの桟橋に最大接近する光景だ。
桟橋の突端にある駅だが、駅舎がキチンとあるのが面白い。駅舎はフェリーターミナルも兼ねているのだろう。
この角度だと桟橋とライドの街を結ぶ橋の様子も分かる。鉄道橋と道路橋が併走している形で、こに着く船もカーフェリーってことだ。
本ゲームではフェリー着岸設備は再現されていないので、船を着けることは難しい。
ライドの街が遠ざかる、さすがに船シムじゃ電車は来ないか…。

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