北海道・東北方面2.JR東日本東北本線719系(マイクロエース製Nゲージ) |
私にとっての学生時代から20代前半の旅などの鉄道を追いかけるホームグラウンドは東北地方だった。 土日になれば18きっぷ片手に気軽に遠征できるところが東北や信州だったわけで、特に東北は一時期の板谷峠追っかけのためによく行った場所でもある。 そしてそこでも様々な旅の思い出が詰まっている。無論東北での旅の思い出を模型として残した例は多い。特に仙台地区の緑色の帯を締めた電車達はお世話になった回数が多いこともあり、再生産待ちの701系以外はほぼ揃ったかたちである。 この東北方面のコーナーでは東北の思い出が詰まった電車たちを中心にお伝えしたい。 そのトップを飾るのはマイクロエースから出たばかりの719系、新プロ野球球団発足で舞い上がる仙台を舞台に活躍するステンレスボディーのまぶしい電車である。 |
1.実車について
東北本線の仙台地区では国鉄時代から客車列車の電車化が進んでおり、これらの電車を使って仙台都市圏を中心にしたフリーケンシーサービスを国鉄時代末期から行っていた |
2.模型について
719系の完成品模型は、2004年秋になってやっと破竹の勢いで隙間商品をラインナップするマイクロエースから発売された。先行のトミックスやカトーがメジャーな車両しか出さないせいもあって、最近買う完成品模型はマイクロエースばかりである。このメーカーは当たりはずれの差が極端なので、毎回毎回買うときはギャンブルをしているような気分になる。
さて、ここからが今記事の本題となる部分である。
このような理由で719系にもTNカプラーを付けることにしたのだが、メーカーの正式対応になっていない以上は自己責任での取り付けとなる。まず上写真にあるように動力が組み込まれていない車両へのTNカプラー取り付けは簡単だった。と言うかメーカーが取り付け可能を正式対応している他製品と全く同じに付けられた。全く困ることがなく4両セット中3両までは簡単にTNカプラー取り付けがうまくいった。 問題は動力車である。その前に動力車へのTNカプラー組み込み完了写真を出しておこう。
恐らくメーカー側が正式対応させなかったのは動力車先頭部への組み込みが「要加工」になるからのようだ。この写真の丸で囲んだ部分を見ていただきたい、これは加工済みの写真だが、加工前は台車からスノープラウへ延びる部分とTNカプラー本体がぶつかって台車を装着できない状況だった。
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最初は東北地方の電車の紹介と言うより、単なるカプラー取り付けの苦労話になってしまった。 しかし、外観においてカプラーの交換がどれだけ大事で、それだけのためにどんな工夫をしているかの一端を見ていただけたと思います。 さて、東北方面の車両についてもこれから順次紹介の予定。次は何が出てくるかはその時のお楽しみ…。 |