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3.その他我が家の名鉄車両

 ここからは、我が家の名古屋鉄道の車両をアルバム形式で見てみよう。

 キハ8500系「北アルプス」を紹介した以上は、先代の「北アルプス」キハ8000系をまず紹介しよう。キハ8500系紹介時に少し写真を出しているが。
 私がこの車両の存在を知ったのは、小学生中学年頃に見たいわゆる大百科本の「私鉄特急全百科」という少年向け書物だ。この本からは関東地方以外の私鉄の知識を多く吸収した。
 そこに出ていた「国鉄の気動車特急に似ているけど違う車両」は、大いに気になったものだ。
 前から見てみる。ちょっと変だと思う部分はあるが、やはりレイアウトを走らせる分には問題ない。
 この無骨な車両に、一度乗ってみたかった。当時は高山への高速バスもない時代、東京から日帰りで乗りに行くのは困難だった。
 最後の最後、引退まで数日という時に始めて実物を見たとき、あまりに国鉄気動車に似ていて驚いたものだ。
 最初で最後に出逢った場所は、「犬山橋」だ。そこももう当時とは違う。
 私が名古屋鉄道で好きだった車両のひとつに、この5500系がある。高性能化初期、各私鉄の「がんばった感」が伝わってくる「味」のある車両は何処の鉄道会社にもあったが、5500系はそんな車両のひとつだ。
 川を渡る風景。記憶に間違いがなければ、この車両は特別料金が必要でない一般的な三等車で、始めて冷房を載せた車両のはずだ。
 模型はマイクロエースの完成品ではない、大昔にグリーンマックスのキットを組んだ物である。しかも4両編成と2両編成の組み合わせで6両とした。中間車は先頭車を「ニコイチ」改造して作った力作だ。
 何故か先日発売になって評判の高い南海電鉄20000系「こうや」号と並べてみる。この「こうや」号も憧れの車両だったが、私が始めて大阪の地を踏んだときには引退後だった。
 この車両については機会を改めて紹介したい。

…そして名古屋鉄道と言えばやっぱりこの車両だ。

 名古屋鉄道と言えば、やっぱり誰がなんと言おうと泣く子も黙るパノラマカーである。
 この車両に最初に乗った日の衝撃は今も忘れない。
 踏切を行くパノラマカー、この角張ったデザインと真っ赤な塗装の組み合わせは、現在でも通用するはずた。
 なんで動態保存してくれなかったかなー。無理な願いなのは解るけど。
 正面から見ても絵になる、こんな美しい電車はなかなか現れるものではない。
 パノラマカーの存在は、前述の「私鉄特急全百科」で知ってはいたが、実物があんな美しいとは実際に見るまでは思わなかった。
 そしてこのトミックスのHGモデルは、そのパノラマカーの美しさを忠実に再現している。
 やっぱこういうカットが好きだなー。このレイアウトでも好きな光景。
 7000系があると、今度は7500系パノラマカーが欲しくなる。低重心ボディに突き出た運転台が特徴の7500系は、さらに洗練されていると感じるのだ。
 トミックスさん、お願いしますよ。

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