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追加記事
貸しレで小田急ばかり走らせてみた

 我が家の私鉄特急コレクションで最大勢力を誇る小田急ロマンスカーの車両達、これを貸しレで2線借りて思う存分走らせてみた。本記事や第1回追加記事からまた増えた車両、それに通勤車もあるのでご覧頂きたい。
私の青春時代のロマンスカーたち
本記事の模型車両撮影に使った貸しレイアウト
東京都西多摩郡瑞穂町「ファインクラフト」さんです。
(JR八高線箱根ヶ崎駅徒歩20分・駐車場完備)

1.3000系uper xpress」&「hort uper xpress」
 日本の電車史を語る時に避けては通れない名車中の名車。オリジナルタイプのSE車も、私の青春時代に引退を迎えたSSE車も、セットで持ってきてはこのように走らせて楽しんでいる。速いだけではない、何処から見ても、何度見てもとても美しい電車だ。
SE車のオリジナルタイプ
余りの美しさに、走らせると写真を撮るのを忘れる。
大改造をされたSSE車
私の青春時代に鉄路から消えた名優、御殿場線での最後の活躍は忘れられない。
先頭部を真正面から
この顔には「あさぎり」のヘッドマークがよく似合う。
こんどは上から
何処から見ても絵になる。それは御殿場線での撮り鉄中にも感じた事だ。
引き込み線で一休み
御殿場駅でのワンシーンを思い出す。
鉄橋を渡る
渋沢〜新松田間の四十八瀬川を思い出させる。

2.3100系ew uper xpress」

 小田急電鉄の歴史の中で最も多くの人の記憶に残っているのは、間違いなくこの車両だ。前面展望スタイルが特徴なだけでなく、小田急電鉄のフラッグシップだった時代がとても長かった。私も中学生の頃、このロマンスカーの最前列で箱根を目指した記憶が今もハッキリ残っている。
SSE車と並ぶ、私の少年時代の主役達だ
若いのには、これらの車両の「小ささ」は解らないだろうな。
先頭車のクローズアップ
SE車の血を直接引き継ぐ、美しい車両だ。
NSE車の模型は更新車
この顔も良いけど、やっぱりオリジナルもあったらいいな。
迫力のあるカットで撮ってみた
実物なら最前列にどんな人が乗っているかまで解ってしまうカットだけど。
鉄橋を行くNSE車
やっぱり気分は四十八瀬川、また撮り鉄に行きたくなってきたぞ。
後輩のHiSE車と並ぶ
低重心VSハイデッカー、1980年代末期の小田急を象徴するコンビ。

3.7000系uxury uper xpress」

 私が小学生の頃にデビューしたロマンスカー、だがもう車齢30年を越えたオールドタイマーとなってしまった。私の高校生の頃のSSE車やNSE車よりも、車齢が高くなっているとは…。模型は先頭台車の集電バネが強すぎて編成にするとどうしてもおかしくなってしまうのが難点、現在対策を検討中。
LSE車がカーブを行く
このシャープなデザインも美しい、なかなか乗れなかったんだよなー。
RSE車と並ぶ
朱色のロマンスカーはLSE車まで、ロマンスカーはこの色が一番良いと思う。
鉄橋を行くLSE車
四十八瀬川を渡る独特のジョイント音が聞こえてきそうだ。このレイアウトでこの鉄橋を走るロマンスカーの光景は好きだ。

4.10000系High-decker / High-grade / High-level uper xpress」

 私が高校生の時に突如現れたハイデッカーのロマンスカー。ロマンスカーと言えば低重心スタイルという概念を打ち破ったハイデッカースタイル、朱色から脱却した塗装など、ロマンスカーの新時代を切り開いた。ハイデッカースタイルが仇となり、先輩のLSE車より先に小田急の鉄路から去っていった。
NSE車並ぶ
NSE車と並べると、HiSE車の「大きさ」がさらに際だつ。
駅停車中の雰囲気
この重厚な車体は、まさに「威風堂々」という感じであった。
直線区間を行く
LSE車に準じたスタイルではあるが、80年代後半に流行った「のっぺり」顔。
カーブを行く
ハイデッカーの大きな車体に短い車長、ちょっと不思議な電車だった。
鉄橋を渡る
四十八瀬川での撮り鉄は、失敗作だったし…
カーブでNSE車とすれ違い
前面展望同志のすれ違いは迫力があった。

5.20000系esort uper xpress」

 前回の追加記事以降に増えた我が家のロマンスカー。SSE車から「あさぎり」運用を引き継いだバブリーな電車。贅を尽くした二階建て車、ハイデッカーの普通車、底抜けに明るいパステルカラーの塗装、その全てがバブル期という「時代」を感じるものであった。もちろんハイデッカーが仇となり、HiSE車同様に引退が早まってしまった。
美しい流線型のRSE車
バブル時代の最も華やかなロマンスカー、JR371系との競演は忘れられない。
RSE車の編成美
ハイデッカーの普通車と、ダブルデッカー車のバランスが何とも言えない。
鉄橋を行く
四十八瀬川を行くRSE車を撮り鉄したなぁ。
ダブルデッカーが行く
この二階建て車がRSE車の証、まるでお菓子箱のようなデザインだ。
新旧「あさぎり」が並ぶ
御殿場線乗り入れ特急は、今はMSE車が担当している。

6.30000系EXcellent xpress」

 こちらも前回の追加記事以降に増えた我が家のロマンスカー。バブルが弾けた1990年代中頃、小田急電鉄が世に放ったロマンスカーはこれまでのロマンスカーと明らかに一線を画していた。観光特急としての華やかさでなく、日常の足としての落ち着きを重視した車両は、歴代のロマンスカーとは違う美しさがある。これがブルーリボンを取れなかったのが未だに理解出来ない。
EXEの流線型先頭車
これまでのロマンスカーとは違う意味で美しいと思う。
EXE貫通タイプ先頭車
流線型先頭車と共通部が多く、デザイン的に上手くまとめたと思う。
6両と4両を繋げてみた
バブル期後のロマンスカーに求められたのは「輸送力」、その象徴的な光景。
鉄橋を行く
都会的センスのこの車両も、山岳部などに映えるデザインでもある。
ボギー車(非連接車)のロマンスカーを並べてみた
共に90年代から新世紀初頭の象徴的存在であった。

7.50000系ault uper xpress」

 21世紀のSE車、車体限界一杯の大きな車体に最先端技術を詰め込んだ現在の小田急のフラッグシップ。やっぱりロマンスカーはこうでなくちゃと多くの人が感じた事だろう。何処から見ても美しいのは歴代ロマンスカーの共通点だ。
VSE車が駅に進入
ヘッドライトが小さくても眩しい、これは本当にヘッドライトを上手く処理したと思う。
直線区間を行く
現在の展望席は、真ん中に柱がなくて見晴らし良さそう。
カーブを行く
どんな角度から見ても美しいね。
後部を見送る
このテールランプが実物も模型もとてもきれいなんだよね。
時を越えてSSE車と並ぶ
模型だからこその名優同士の並び、やろうと思えば実現可能な光景だが…
時を越えてNSE車と並ぶ
こうして並べるとVSE車の大きさが解る。これもやろうと思えば…
昭和のロマンスカーと平成のロマンスカー
見ただけで同じ鉄道会社の中での進化形だとすぐわかる。

8.60000系ulti uper xpress」

 各鉄道模型メーカー様、おながいです。MSE車を製品化して下さい。お願いします。
 というわけで、実物写真でお茶を濁します。
流線型先頭車に非常扉。地下鉄直通ロマンスカーが実現するとは… でもこっちの顔の方が、地下鉄乗り入れロマンスカーらしいね。

9.通勤電車

 小田急と言えば白い車体に青い帯を入れた通勤電車たちだ。5000系系列が懐かしいけど、うちにはいないんだよなー。
9000系と2400系、どちらも小田急独特の通勤電車だ。
9000系がの特徴的な前面は、その姿から「ガイコツ」と呼ばれていた。 9000系が鉄橋を渡る。四十八瀬川を走るあの姿を思い出す。
2400系は標準的な小田急通勤車の顔、ライトが片方点かないのは実物通り。 だが横から見れば、先頭車が極端に短く、中間車が極端に長い特徴がわかる。
2220系、2200系の2枚窓も良いけど、個人的にはこっちの方が好き。
前パンもカッコイイね。
横から見ると窓の大きさなど独特なスタイルであることが解るだろう。

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