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 キハ8500系「北アルプス」で出てきたところで、次は先代にも登場して頂こう。
 名古屋鉄道キハ8000系は初代「北アルプス」。国鉄の急行気動車を名鉄風に味付けしたらこうなりましたっていう外見と中身の車両だ。
 子供の頃、「私鉄特急全百科」でこの車両を見た時、その国鉄気動車と似て非なるスタイルに驚いたものだ。。
 今回はこのようにフル編成を組んでいる。
 これはマイクロエースの初回ロット製品だ。動力が運転台のない形式なので、編成に自由度がないのがこの模型の欠点。出来れば車長が長い8200形に動力を入れて欲しかった、そうすれば末期の「北アルプス」が再現できるのに。
 名古屋鉄道の名車「パノラマカー」の流れを組む連続窓が、「名鉄の車両」であることをアピールしている。
 車内の座席も外からよく見えること…。
 続いては急行列車の紹介だ。
 我が家にある高山本線急行列車は2編成、ひとつは試作気動車キハ90系による急行「のりくら」。もうひとつは国鉄標準のキハ58系による急行「のりくら」だ。

 今回は時間切れでキハ90系を本線走行させることが出来なかった。このキハ90系はマイクロエースのもので、確か一回目生産の「のりくら」セットだ
 私はキハ90系の実物を見たことはないが、この無骨なスタイルに惹かれて模型を買ってしまった。
 そして我が家のキハ58系「のりくら」は、KATOの旧製品だ。最近になって新金型の新製品が出たため、この旧製品がネットオークション等で大暴落、元々この編成でキハ58系を持っていたが、先頭に立つ車両は旧製品の最終ロット品(前照灯がLED化されている)に差し替えている。
 編成は私が「国鉄最後の日」に乗った「のりくら1号」のものとしている。大馬力機関のキハ65形を先頭にした基本編成(4両)に、キハ58形−キハ28形による付属編成がぶら下がっている。基本編成は高山止まり、付属編成だけが終点富山へ向かう…私が乗っていたのは富山行きの方だ。
 もちろん、国鉄時代末期ということでグリーン車キロ28形は「グリーン帯無し」を選択している。
 しかし、付属編成のみでの自走を可能にしようとしたら、動力車を端っこにせざるを得なくなってしまった。
 最後に出てくるのは臨時列車や団体列車として高山本線に入ることが多かったジョイフルトレイン「ユーロライナー」である。
 1985年に名古屋鉄道管理局が投入した12系改造の欧風客車で、この列車の登場で東京・名古屋・大阪に1編成ずつ欧風客車が揃うこととなった。
 私はこの3都市の欧風客車の中で、この「ユーロライナー」がお気に入りだった。結局乗ることは出来なかったけど…。
 「ユーロライナー」を編成で見る。寝台車風の中間個室車と、両端には展望室を備えた座席車が両端に着く。そして中央にはミニステージを備えたラウンジカーが連結されていた。
 これはトミックスのもので、10年位前にネットオークションで安く手に入れた。前オーナーによって色々手を掛けられており、尾灯はLED化、床下器機のうち発電機に色差しがしてあり、中間部のカプラーはTNカプラーに交換してあった。
 残念ながら我が家には「ユーロライナー」塗装のDD51がないので、一般塗装機に牽かせている。

 以上が、我が家の模型における「高山本線の仲間たち」だ。

 ここからは「おまけ」だ。
 今回の貸しレでの非電化車両運転は高山本線の車両だけでなく、他の車両もいくつか動かしている。その中からいくつかピックアップしてお送りしよう。
 テーマは特にないが、私が好きな車両ばかりだ。

 まずの登場はJR東日本は東北地方各地で活躍するトロッコ列車「ビューコースター風っこ」だ。
 この車両、2003年頃の夏に「青春18きっぷ」で只見線を旅行したときに乗った。その際に風通しが良くて気持ちよい中で、只見線の景色を楽しんだのは今も忘れない。
 その記憶を留めたくて、マイクロエース製の模型を購入。ネットオークションで見つけたのはKATOの東北色キハ40系がセットされていて、私が乗った時と同じ編成が組めたのが嬉しかった。
 橋梁で縦構図にしてみたら、こんな秘境的な写真になった…そうそう、只見線での「風っこ」もこんな感じだったと、ちょっと懐かしくなった。
 このカットは先頭車しか写らないから、編成モノでないときに使おっと。。
 続いての登場は、国鉄の大型機関による気動車特急キハ181系だ。我が家にあるのはKATOのもので、現在のところはお手軽に基本セットだけで「やくも」編成としている。
 キハ181系はキハ82系を無骨にアレンジしたデザインで、「強馬力」をアピールしている。
 中間車屋根上のラジエータがこれまた無骨で良い、こんな見た目だけで「強そう」な車両はもう出ないだろう。
 最後に紹介するのは、JR四国の2000系気動車特急。日本最初の振り子気動車で、四国の各都市を高速で結ぶ。
 2006年に一度乗ったが、見た目とは裏腹に力強い走りが印象に残った。私が乗った車両には、メロンパンナちゃんが描かれていたよ…ばいきんまん列車が良かったなぁ。
 2000系の貫通型先頭車も、このように連続して編成されることが多いので萌え〜だ。
 今回は7両フル編成だ、たまに4両だけとか、2両だけとかで遊ぶことも。
 最後は2000系の編成写真で締めよう。
 この2000系はまだ新車だと思っていたけど、もう四国では後継車両の製造が決定していて、先が長くないのは確かだ。この模型、なんとかカーブで傾くようにしたいなぁ…。

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