こうしてみると、一足先に東京駅から姿を消した100系を思い出す。

 

300系との並び
車体の色が白でなくアイボリーであると分かりやすい。

 

東北新幹線側から300系との並びを見る
JR生え抜きの新幹線と比べると堂々としていて大きい。

 

東日本での200系の活躍は色あせない
このどっしりと大きな新幹線の存在感を忘れない

 

東北新幹線開業時から活躍を続けてきた200系。
この車両も数年前から徐々に姿を消すが、あるいはリニューアルされ、オリジナルの姿が姿を消す日は時間の問題と思われていた。
ついにその日が現実のものとなった。
思い起こせば22年前、北へ延び始めた新幹線。その象徴がこの200系であった。
東日本の遅い春の日差しを浴びながら進む200系。
夏の入道雲の下を突き進む200系。
秋の紅葉に染まる山々を背景にしたトンネルに飛び込む200系。
雪を巻き上げながら厳しい冬と戦う200系。
200系という車両は東北や上信越の風土にとけ込み、旅情のひとつにまでなっていた。
そんな写真をお送りしたかったが、撮影する間もなく終焉を迎えてしまうのが寂しすぎる。
そして、期間限定ではあったが長野へ向け疾駆する200系の姿を見られなかったのが悔やまれる点である。
そう、200系は追いかける期間を我々にろくに与えないまま、その存在と同じように自然に消えて行こうとしているのである。

今回、200系の写真を上げるに当たって手持ちの写真が驚くほど少ないのに驚いた。
最後に追いかけに行った分の写真を中心にしたのでボリューム不足は否めないが、200系の空気を感じ取って頂ければ幸いである。

おまけ
姿を消しつつあるE1系オリジナル塗装。
この色、好きだったんだけどなー。

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