東海道新幹線開業50周年のJR東海公式ロゴマーク
記念列車が去り式典が終わったが 人々はなかなか立ち去ろうとしない
これほどの賑わいは30周年や40周年の時にはなかった
17番ホームに700系「のぞみ」が入ってくる
40周年の時には主役だった700系も この10年でN700系の大量投入に押され
今では見かける回数も減ってしまった
そして10年前に現在の700系の位置にあった 私のお気に入りの300系の姿は今はない
30周年の時に「40周年では100系が 50周年の時に300系が引退間近だろう」と予想していたが
東海道新幹線の車両入れ替えのペースは私の予想を上回った
10年前 この700系の側面に「AMBITIOUS JAPAN!」の巨大なロゴが入っていた
あの記憶は今も鮮烈だ
いまはこの行き先幕表示の「のぞみ」の表示はあまり見かけない
50周年の主役 N700系
今の私のお気に入りの新幹線車両だ
以上、半世紀の扉を開いた10月1日朝の東海道新幹線東京駅の様子だ。
私は30周年と40周年の時も朝の東京駅に駆けつけ、その節目を祝ったが、今回はそれらとは比較にならない多くの人出があった。
30周年の時は「のぞみ」運行が軌道に乗った頃で、300系もまだ数は少なく、0系や100系が幅を効かせていた時代だ。
40周年の時は前年に品川駅開業という変化があり、さらに利便性が高い新幹線としての新しい時代を迎えていた頃だ。
そしてこの50周年は、いよいよ「ポスト東海道新幹線」といえる中央新幹線の建設が始まろうとしている時代の中で迎えた。
来春にはスピードアップが予定されるなど未だ成長が止まらない東海道新幹線にも、いよいよ「曲がり角」が近づいている事を実感させる時代になったのだ。
10年後の60周年は、中央新幹線の建設が佳境を迎え、その開業が現実的になった中で迎えることになるだろう。
20年後の70周年は、中央新幹線が開業した中での東海道新幹線の立ち位置が明確になったところで迎えるに違いない。
東海道新幹線のその未来が混沌としてきているのは確かだ。
最後に、私が愛する鉄道のひとつである東海道新幹線が、開業から半世紀という節目を迎えたことを心よりお祝いすると共に、
東海道新幹線のさらなる発展を願っていること、
なによりもかつては私の憧れであり、今は仕事などで必要不可欠な存在になっているこの鉄道にこれまでの感謝を表したところで、
このコーナーを終わりにしたい。
祝!東海道新幹線開業50周年