2010年4月3日 那須塩原駅

 400系のさよならイベント運転はこの日から始まった。この日までは「つばさ」に運用されていたようだが、「予備の予備」状態なのでいつどの列車に運用されるか分からないという状況だった。そんな列車を追いかけるとなると計画が立てられない、そこでJR東日本から発表されたイベント列車を追いかけることに決めた。
 500系引退記事と同じく、同時に撮影した他の新幹線車両の写真についても紹介したい。
 まずは現在の「東北新幹線の顔」としてすっかり定着している「MAX」ことE4系から。JR東日本は東北新幹線の車種統一のため、近い将来この車両は東北新幹線での運用を取りやめるという。それを考えると、この駅を通過する「いま走っている車両」は全部貴重な存在になるのかも。
 上記写真の後ろに「ぶら下がっている」のは「つばさ」の400系を置き換えることになったE3-2000系。これまでも「こまち」らE3系が、「つばさ」にE3-1000系が運用されていたが、よく見るとライトの形が違う。
 E3系を最望遠で撮影。左のE3-2000系と右の「こまち」E3系の写真と比べると、ヘッドライトの形が外側へ向けつり上がっているのがよく分かる。
 しかしこの駅のカーブ具合が、小田原駅のようにいい感じで色んな写真が撮れて面白い。
 400系キターーーーーーーーーーーー!!!
 ちょっと露出合わせに失敗して悔しい写真、ボンネットが白く飛んでしまっている。
 だがなんにもついてないボンネットや、おでこに集めたヘッドライト類、独特のフロントガラスなど400系の特徴は出ていると思う。
 振り返って最望遠の上に、さらにデジタルズームまでしてしまった。実は振り返り撮影の本命撮影の時、なぜかシャッターが落ちず涙。
 やはり新幹線フル規格の立派な軌道に、在来線サイズの7両編成だけというのはなんか物足りない。
 願わくば200系と連結して欲しかったなーって無理か。せめて登場時の塗装に戻せなかったものか。

 ちょっと悔しい写真になったが、なんとか最低限の満足を得られる写真の撮影には成功した。
 そしていよいよ400系にとって最後の週末を迎えるのである。
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