2009年9月23日 総武本線物井〜佐倉間 2009年秋から、千葉のJRの様子が変わりつつある。 看板特急である成田空港アクセス列車「成田エクスプレス」の新車置き換えが始まり、ローカル列車が京浜東北線から引退した209系電車に統一されると発表があった。 「成田エクスプレス」といえば253系、1991年のJR成田空港乗り入れと同時にデビュー、私はこの車両のエクステリアデザインが大のお気に入り。高運転台スタイルではなく貫通タイプの前面スタイルをデザイン的に上手く処理し、これに赤・グレー・黒・白の配色を大胆に配置。かつセンスの良い「N’EX」ロゴを随所に配しており、大胆かつ自己主張がつよいがしつこさも感じない飽きの来ないデザインが印象的だ。既に2009年の段階でデビューから18年たったとは思えない程、そのデザインは色あせていない。このデザインは前面スタイル以外は、時代のE259系にも引き継がれた。 211系は国鉄時代最末期の1986年にデビューした近郊型電車。最初は東海道・東北・高崎の各線に投入され、80年代後半から90年代前半の通勤輸送を支えた。211系はJR東日本だけでなく、JR東海も各路線に投入するなど一時代を築いた近郊型かも知れない。2000年代に入り東北・高崎線に新宿湘南ラインの主力、E231系が投入されると余剰が発生し、その分が房総地区に転属した。房総地区への転属に伴い、帯色は黄色と青のツートンとされ他の地域では見られない明るいデザインの211系となったのが印象的だ。この211系も209系による置き換え対象となっており、房総地区での211系の活躍は短期間で終わることになった。 113系電車は高度経済成長の時代に登場した国鉄の最もありふれた近郊電車のひとつだ。この113系電車は日本各地でその数を大きく減らしているが、千葉ではまだローカル列車の主力として難攻不落の状態であった。だがこの東日本における113系最後の牙城も、京浜東北線から209系改造車の投入で近年中に前面引退であると言うことが発表された。113系は既にJR東海からも姿を消しており、JR東日本も千葉のものを最後に全滅となる。千葉の113系は私の少年時代、旅気分を味わいに千葉の方へ出かけると必ず世話になった存在。だから消える前にその姿を記録しようと考えた。 新型「成田エクスプレス」と209系改造車の千葉での運用開始は2009年10月、これを目前とした9月の連休最終日に私は愛車を千葉県の有名な撮影地へと走らせた。これらの千葉で好きな車両の最後の活躍を記録するためである。
殆どがこのターゲットの車両の写真になるが、以外にも来た車両についても紹介していきたい。
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