2010年4月26日 京成電鉄本線酒々井〜宗吾参道間

 今度は下りの3600形。ちょっと構図を変えてみた。
 登場当時から思っているのだが、種別を表示するだけならフロントガラス上でも良いじゃないかと思う。でもこの「看板」によって、3700形も含め京成電鉄独自の顔になっているのは確かだ。
 構図を変えて下りの正面をどう撮ろうか、う〜ん梯子が邪魔だなぁと思っていると突然踏切が鳴動。
 そしてやってきたのは新型「スカイライナー」の試運転。このタイミングで来るかー!?
 幸い徐行気味だったので、慌ててさっきの位置に戻り後ろを撮る。ちょっとパンタが切れてしまった…やっぱ慌てるとろくな事がない。
 次の下り通勤電車は、佐倉から回送の3400形。
 初代「スカイライナー」の足回りに通勤電車の車体を載っけた車両だが、その先代の面影は何処にもない。
 初代「スカイライナー」には、海外出張へ出る父の鞄持ちで何度かお世話になった想い出がある。
 続いてAE-100系、「梯子が邪魔」だと思いつつも何だかんだいってこの構図が気に入った。
 でもだんだん陽が傾いてきて苦しくなってきたなー。
 上記の振り返り、列車の後部が切れて失敗。
 でも前頭部の迫力は出ている、このリトラクタブルライトを装備したその「顔」は、70年代後半に流行ったスーパーカーを連想させる。真っ赤に塗れば「カウンタック」だ。
 やっと思った通りのカットでAE-100系を撮れたが、ちょっとミスって露出オーバーに。やっぱ先行の2本で失敗した段階で、この日の撮影自体が失敗だったのだ。
 もう1本待つかどうか少し悩んだが、これ以上撮影条件が好転しそうにないこと、この日のうちに福島まで移動することを考えて諦めた。
 それでも振り返って後ろ姿を撮影。前2本と同じような写真ではあるが、個人的にはこの一枚が一番気に入っている。陽の傾き具合が良い感じを出してくれたのだ。
 最後、立ち去り際に「スカイライナー」の後を追う3600形の特急を撮影。架線柱が無ければこのカットが一番良かったんだろうけどなぁ。
 こうしてAE-100系撮影の第一回は終わり、私は「北斗星」を追って福島県へと移動した。本命の構図での写真が上手く行かなかったとは言え、何とか満足のいく写真が撮れたからこれで良しとするが、やはり何処かに引っかかりがあって「もう一度」をすぐに計画した。
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