さらに同じ場所で撮影を続ける。まだまだ撮影目標の列車が立て続けに来るからだ。それに「さっきの5000形が折り返してくるまではここにいよう」と判断し、当初の予定から少し狂ってくる。
 次に峠を下りてきたのはVSE車だ。下から見上げるこの地で見ると、床下機器がカバーで全て覆われているのがよくわかる。
 すぐに反対方向にもVSE車登場。後がちょっと切れちゃったし、前面が若干ではあるが白く飛んでいる。よく見たらブレてるし。
 そしてJR371系「あさぎり」3号が峠を下ってきた。こっち向きの写真を撮る時にレンズのズームを間違って、考えていたのとちょっと違う写真になってしまった。でもそれに気付いたのはしばらく経ってから、後をきれいに決めなきゃ。
 上記の振り返り撮影がこれ、前面がちょっとボケ気味だけど編成としては決まった写真になった。う〜ん、でもJR371系の「決定版」の写真とは言えない。JR371系撮影のチャンスはあと1回しかない。
 入れ替わりに「あさぎり」4号のRSE車が峠を登ってきた。これはここのカーブで最もきれいに決まった写真となった。RSE車の「決定版」写真となりうる写真だ。
 さらにMSE車の「はこね」が峠を登ってきた。この貫通型先頭車だが新しい箱根特急の顔として決まりなのか?
 でも、乗ってみたいね。
 続いて「はこね」15号のRSE車、撮影目標が次から次へとやってくるので、この日一番忙しかったひとときであった。
 やっとこっち側で上手く決まった写真が撮れた。本番で上手く撮れてよかった。
 そしてその振り返りは、今日のRSE車で最も上手くいった写真と自画自賛している。パステルカラーの派手な塗装や、中間の2階建て車という部分も含め、この車両の特徴が最も良く出ている。
 そしてこの場所では、移動開始予定時間を少しずらして5000形が来るまで粘った。と言っても上のRSE車のすぐ後に峠を登ってきたのだが。
 この1枚のために移動時間を少しずらしたのは、上の写真でRSE車の撮影については満足したからという点がある(次の撮影地で最初の写真がRSE車となる予定だった)。移動がキツいところもあるので、今後はHiSE車とJR371系を最優先する方針とした。

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