午前中は四十八瀬川の渓谷である渋沢〜新松田間での撮影だったが、午後は山を下りてきて開成駅付近での撮影とした。RSE車とLSE車では既に満足な写真が撮れているため、5000形の撮影を優先させ移動時間が少し後にずれた。従って次のLSE車(「はこね」19号)は完全に諦め、RSE車(「はこね」16号)は間に合うかどうかギリギリのタイミングとなってしまった。
 コンビニで昼食を取り、開成駅近くの駐車場に愛車を置いて撮影地を目指す。「はこね」16号RSE車は、駅から撮影地に向かう途中で来てしまった。慌ててカメラを構えてみたのがこの写真、後が切れているけど悪くは無い?
 畑の畦道を歩いて「ここぞ」というポイントにきた。すぐやってきた1000形で試し撮りをしてみたら、畑の真ん中を走る光景がなかなか良い。小田急は都会を走るイメージが強いが、ここや四十八瀬川沿いはそれとは全く違う表情を見せてくれる。
 上の電車のサイドビュー撮影。1000形でもワイドドア車、真横から見るとドアがバカでかくてどことなくユーモラス。
 こっちは普通の1000形、ごくごく平凡なステンレス通勤電車だが、ステンレスの光沢を抑えそれまでの「白い電車」と繋げても違和感がないよう考えられている。
 EXE登場、今回の撮影行では何枚か撮っていたが、どれも上手く行ってなくて公表に耐えないので隠している。
 都会的デザインの特急も、ここに来てしまえばそれと違う表情となる。電車はこういう景色で見るからこそ良いのかな?
 EXEのサイドビュー、今度は少し流してみた。
 前頭部が僅かではあるが「SE車」シリーズを意識してるだろう。流れるような、とは言わないが流線型に近いスタイリングにしている。
 4000形もこんな景色の中を走る。でもこんな景色の中でも10両編成のまま。途中で切り離せないから。
 この電車の元設計はJR東日本のE233系なんだとか。
 この写真には著作権表示を付けない。この場所の「空気」を感じ取って欲しい。柵が車輪より下にあるのが、「撮り鉄」にとっては嬉しい。
 こちらはEXEのサイドビュー写真を著作権表示無しで。本当はこの遠景として、箱根山が連なっているはずなのだが、今日は雲低く全く見えない。
 「はこね」21号HiSE車が通過、前面展望車がこのような場所を行くといかにも「観光特急」らしくてとても良い。昔はもっと都心に近いところでも、こういう風景があったんだろうなぁ。
 今日のHiSE車の写真では最も満足のいく1枚となった。私にとって「決定版」の1枚である。
 HiSE車のサイドビュー写真。車両間に台車がある「連接車」であることがよくわかる。
 そういえば渋沢〜新松田間では連接車独特のジョイント音を奏でていたっけ。
 反対側先頭車のサイドビュー、HiSE車の流線形状がよくわかる写真だ。展望室と運転席で流線角度が違うのがよくわかる。
 これらHiSE車の写真に満足して、この場所を撤収して駅へ戻る。

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