今日は新幹線300系の撮影も兼ねているため、15時頃までには小田原駅へ行きたい。駐車料金を考えれば、開成駅に車を置いて電車で行動した方が良いと判断した。それに300系撮影後は、新松田駅へかなり急ぐことになりそうだからだ。もちろん自動車で移動するより電車移動の方が有利だ。
 そこで次の撮影が「開成駅での駅撮り」としたのだ。ここは駅前後は耕地の中を走る一直線で、フルスピードで走ってくる車両を気持ちよく撮れるはずだと思ったのだ。
 いざ駅に着いてみると、信号機の位置が予想以上に近くホーム先端での撮影は不可能と解った。そこでホーム中程から望遠レンズで押すことにした。
 構図が決まって最初に来たのはEXEの「さがみ」、手前に停車している各駅停車を絡めて撮影してみた。
 「はこね」20号LSE車が通過。直線路を飛ばしてくる彼女を、上手く射止めたという感じでぴっしりきまった。LSE車の写真で「決定版」と自信を持って言える写真だ。
 そして後部を振り返ると、そこには下りのVSE車が迫っていた。最新の「箱根特急」と、昔を懐かしむリバイバルカラーの一瞬の離合劇。まさに現在の小田急を象徴していると思う。
 続いて来た各駅停車は、1000形を箱根登山鉄道のイメージカラーにした車両。始めて実物を見たが、よく見るとラッピングに継ぎが多くて近くで見られたもんじゃないと感じた。
 4000形急行を最望遠で撮ってみた。なんで種別と行き先表示の電光掲示板一杯に出さず、片方に寄せているのかな?
 答えは千代田線乗り入れ運用に着く4000形をみると解る。
 「はこね」22号、HiSE車が通過。実はこの写真に写っているEXEとのすれ違いタイミングが悪く、上記のLSE車と同じ構図の写真にするつもりが不可能になってしまった。
 咄嗟にレンズを広角側にした判断は成功だった。すれ違いが終わると瞬時にこの状況だ。だが満足な写真にはなったので「運」には見放されてないままだ。
 振り返って撮ったのがこんな感じだ。停止位置目標が良いところにあるのは仕方が無い。だがHiSE車の特徴は良く出ていると思う。

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