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 都立家政駅に移動してしばらくすると、30000系「スマイルトレイン」の普通拝島が来た。これが「拝島快速」の露払い列車である。拝島線列車なのに川越市市政90周年を祝うマークを掲げている。
 ちなみに30000系を本格的に撮影したのはこれが初めてである。共通車体なので側面に個性はないが、大胆な前面デザインにはいつ見ても驚かされる。
 「拝島快速」キターーーーーーーーーー!!!!!
 始めて下り「拝島快速」で満足のいく写真が撮れた。しかも新2000系6連が先頭で、行き先表示も幕式だ。
 ちなみにこの日で運転終了の「拝島快速」や快速急行を撮影に来た同志は多く、このホームエンドも私を含めて3人での撮影だった。西武新宿線にこれほどカメラの放列が多かったのは、イベント運転時以外は知らない。
 普通列車を挟んで、続いて通過する通勤優等列車は快速急行「川越号」だ。こちらも新2000系6連の幕車、良い記録になったと自画自賛。
 「拝島快速」にしろ「川越号」にしろ、登場するのが遅すぎたのだと思う。沿線の開発が一通り出来上がってからこのような優等列車が出たのでは、通過にされた街では相当不満が大きかったことだろう。これらの列車が1980年代までに定着していれば、残り続けたに違いない。
 一通り撮影を終えて、「拝島快速」最終便に乗るために都立家政駅を離れる。その電車の扉が閉まったところで「6000系が下って行くんだった」と思い出し、慌てて「かぶりつき」スペースへ。そして撮影した6000系がこの写真。あのまま都立家政駅で待っていたとしても、かぶってしまい良い写真にはならなかっただろうと自分で勝手に納得。
 西武新宿への移動に乗った電車は、沼袋で上りの「拝島快速」に抜かれるスジであった。ホームに出てみたが良いカットになりそうになかったので、最後尾で車掌室越しに撮影。
 でもやってきたのは、旧2000系2連が頭で行き先はLED電光表示。また肝心な「拝島快速」の文字が飛んでしまった。
 車両の特徴から2417編成か2419編成であることがわかる。先頭パンタでも、シングルアームだと迫力がないなぁ。
 西武新宿着。最終「拝島快速」だから鉄道好きな皆さんが「かぶりつき」スペースを狙って並んでいるのかと思ったら、そんなことはなかった。
 何気なく振り返ったら新2000系の普通新所沢が良い感じで発車しようとしていたので思わず撮影。
 そして帰宅を兼ねて「拝島快速」最終便で拝島へ向かった。入線時はそんな込んでなかったけど、高田馬場を出るまでの多くの鉄道好きで最前車両はごった返した。
 拝島駅で鉄道好きな人達のカメラの放列を浴びる「拝島快速」。すぐに幕を回さなかったのが嬉しかった。「拝島快速」のラストを飾ったのは2111F、後ろに付いていた車両は解らない。

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