6月29日の朝、安定しない曇り空の踏切に到着。にわか雨も予想されたがなんとか天気は持っている。
 踏切に着くなりいきなり踏切が鳴り始める。さらに言うと、いきなり踏切の方向表示が両側に。すると目の前でスマイルトレインと2000系各停のすれ違いが演じられた。
 スマイルトレインを追っかけて来たのは20000系の急行。先週の池袋線の「撮り鉄」では殆ど見ることがなかったが、今日の新宿線の「撮り鉄」ではこれでもかという程やってくることに。2000系に次ぐ新宿線の主役だ。
 こやはり新宿線と言えば2000系、2000系と言えば新宿線。
 やってきたのは新2000系4両編成を2本繋いだ「急行 西武新宿」、私の青春の頃の西武新宿線で良く見られた編成だ。
 引き続きやってきたのは、新2000系更新車による「各停 西武新宿」。2093編成は最初は池袋線だった記憶が。
 新2000系で不思議なのは、他の形式とは逆で新しい順に更新されているように見えることだ。池袋線でもそうだったが、リニューアル車はみんな比較的新しい番号の車両だ。
 下り列車は踏切の反対側からカメラを向けてみた。未更新ながらも行き先表示がフルカラーLEDの電光掲示になっているタイプだ。
 ちなみに、今回もナンバーのチェックは一部を除いて忘れてる。撮るのに意識を集中しているせいもあるが。
 上りにも20000系登場。20156なんて番号の大きい20000系も元から新宿線なのかな? 2000系まではだいたい解るんだけど…。
 2000系ラストナンバー、2055編成。これまで2093とか、池袋線では2071とか言っておきながら、2055がラストナンバーという事実は、西武電車ファン以外には頭を悩ます点だろう。
 新2000系は2051から順番に作っていったら2097までいって番号が一杯になってしまい、2049、2047と番号が戻り、新宿線にいた旧2055編成が2045に改番され、空いた2055にラストナンバー車が収まるという複雑な経緯がある。
 この二代目2055編成は生まれこそは池袋線だが、いつの頃からか新宿線に居座っている。さすが新宿線で始まった2000系の最終製造車の自覚有りといった感じだ。
 旧2000系2連を頭につけた、旧2000系だけの8両編成。この組み合わせは私が中学生の頃から変わらない。
 だけどパンタグラフはシングルアームになって迫力が半減し、行き先表示がLEDの電光掲示になりと細かいところで変わっている。
 でも子供の頃は、この旧2000系が自分がおっさんになってもまだ現役だなんて思わなかった。
 新宿線のクイーン、NRA「小江戸」号。新宿線にこのクイーンが突然現れてから、今年の12月に20周年を迎える。
 20年前、予備車無しで運行が始まったあの頃、新宿線のあちこちでこのクイーンを追いかけていたなぁ。新宿線のクイーンが二十歳の誕生日を迎える今年、一度くらいは乗らなきゃと思っている。
 下りを撮るのに踏切の反対側に渡るのでなく、こういうカットで後撃ち出来ることに気付いて方針変更。この方針変更がこの直後の大失敗に繋がる。
 やってきたのは新2000系最初期車、正面貫通扉の窓が小さいのが特徴の私が最も好きなタイプの新2000系だ。
 3000系キターーーーーーーーーー!!
 だけどそれで意気が上がった私は、待ちきれずにシャッターを早く押しちゃって大失敗。上が切れてしまった。
 後撃ちは大本命が来たときにこういう失敗のリスクが高いからなー…今日はこいつが新所沢から戻って来るまで粘るか。
 またまた新2000系の4連×2の急行だ。4連はあまり手をかけられてなくて、新2000系のオリジナルスタイルを保っている車両が多いのが嬉しい。行き先表示も幕だし。
 スマイルトレインの「急行 拝島」はきれいに後撃ち出来た。やっぱりこの顔は新宿線でもいい顔していると思う(謎)。
 この丸顔がカーブのカントで傾くと、これまた微妙に表情が変わって面白い顔だ。「撮り鉄」においてこの顔が来るのは楽しみだ。
 やっとこの構図で旧2000系がきれいに決まった。踏切での写真は失敗はあれど満足する程度に揃ったから、ちょっと構図を変えてみよう。

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