2015年4月28日 JR北海道江差線 渡島当別駅〜釜谷駅間ほか


 今、大きく変わろうとしている鉄道がある。それは本州と北海道を隔てる津軽海峡線、来年の北海道新幹線函館開業によりその姿を大きく変えようとしていて、それに向けて寝台特急が廃止されるなどの最初の変化が今年の3月改正で見られたのは、鉄道好きの皆さんなら記憶に新しいところであろう。
 私としては寝台特急よりも、青函連絡船の使命を直接引き継いだ海峡を往来する列車の方が気になって仕方が無い。特に旅客列車は東北新幹線青森開業で特急が「青函連絡」の色をまた濃くしたため、青森と函館で乗り換えるという「海を越える儀式」が復活してかつての旅情が復活していたのは嬉しいことだ。私はこの「旅情」を、昨年仕事で函館へ往復した際に堪能してその思いを強くしたところだった。

 そしてこれら「青函連絡」を使命にした特急列車の消滅まで、もう一年足らずとなっていた。私はこの大型連休に北海道へ上陸し、江差線を行く青函連絡特急「スーパー白鳥」を記録すべく計画を立て、実行した。これはその記録である。

 そして同時に、新幹線開業を迎えようとしている津軽海峡の交通機関についてしっかり記録に残すこととした。「撮り鉄」における機動性には自動車の活用は絶対で、今回は愛車を現地に持ち込んでの行動となった。従って津軽海峡をフェリーで渡ることとなり、青函連絡船亡き後の津軽の海を渡る旅客フェリーを追いかけ、その姿を「撮り船」して記録に残すことにした。今回はこれも合わせて報告することとしたため、「撮り鉄日記」だけではなく青函連絡船企画「北の航路」のコラボ企画とした。

 では、青函連絡船が消えてから27年の時を経た津軽海峡へ行ってみよう。

今回のターゲット(鉄道のみ)

青函間を結ぶ特急「スーパー白鳥」の789系
あと一年足らずで津軽海峡から姿を消す

東京と北海道を結ぶ貨物列車を牽引するEH500形電気機関車
この「金太郎」君も北海道新幹線開業と同時に津軽海峡から姿を消す

次のページへ 「撮り鉄日記」トップへ 「北の航路」へ戻る