・The Riviera Line: Exeter-Paignton Route
 リヴィエラ線:Exeter(エクセター)~Paignton(ペイントン)

海岸線を眺めながら走る小型気動車、終点のペイントンはもうすぐだ。

・収録車両
 Class143 ‘Pacer’ DMU (レールバスのようなもの)
 Class143 High Speed Train (HST)(Great Western塗装のみ)

・購入済みアドオン車両
 いまのところなし

・経由地
 Exeter St Davids(エクセター セント デイビッズ)~Exeter St Thomas(エクセター セント トーマス)~Starcross(スタークロス)~Dawlish Warren(ダウリッシュ ワーレン)~Dawlish Warren(ダウリッシュ)~Teignmouth(テインマウス)~Newton Abbot(ニュートン アボット)~Torre(トーレ)~Torquay(トーキー)~Paignton(ペイントン)



 イギリス南西部、人口11万7千人の都市エクセターからイギリス海峡の海岸線沿いに走る路線が今回紹介のリヴィエラ線だ。前回紹介したウェストサマセット鉄道とは半島を挟んで反対側という関係の位置である。
 エクセターはエクゼ川の河口から少しさかのぼったところに広がる街だ。この町外れのエクセター ディビッズ駅でブリストル エクセター線の続きとして路線が始まる。路線はエクセターの街を抜けると、エクゼ川下流部の低地を一直線に走る。ここは最高速度時速100マイルでこの路線で唯一飛ばせる区間だ。やがて車窓に海岸のような景色が迫ってくるが、これはエクゼ川最下流部の広い河口部だ。スタークロス駅を過ぎるとエクゼ川の風景は湿地帯に変わり、続いて砂浜に波が打ち寄せる海の景色に変わる。ここからしばらくがこの路線のハイライトだ。
 海岸に出て最初の駅が追い越し線完備のダウリッシュ ワーレン駅。ここからは複雑な海岸線に沿って右や左にカーブしながら走り、速度制限は時速60~80マイルに落ちる。海岸の狭い土地に小さな街が広がるダウリッシュ駅は、イギリスでも有名な「撮り鉄」名所だ。
 ここからは海岸の地形は断崖となり、いくつかのトンネルをくぐって海岸を進むと右にカーブしてテインマウス駅に到着する。ここで海岸と離れて内陸に進路を取るが、窓の外はテイン川の広い河口部の風景となる。この風光明媚な光景に見とれているうちに、本マップの中間のジャンクション、ニュートン アボット駅に到着する。
 ここでプリマスへ向かう本線であるExeter to Plymouth Lineと分岐、再び海岸線に進路を向けるがここからは峠越えとなる。また路線も支線に入るために制限速度はさらに大きくなる。峠を越えるとトーレ駅、市街地をながめがら急勾配を下ってトーキー駅を過ぎると、再び左手に海が見える。海岸を眺めながらゆっくり走ると、終点のペイントン駅だ。ペイントンは人口約5万、一つ手前のトーキーは人口約6万の海辺に広がる街である。

 この路線の特徴は、なんと言っても海岸の再現の美しさだ。海岸線の断崖、海辺の街、打ち寄せる波の再現から砂浜の色まで見ていると海岸路線の「旅情」を感じる路線だ。また路線も28マイル(約45キロ)と手頃で、ローカル列車なら1時間、HSTなら40分程度で全線走れる。線路配線も全線複線ながらも単純なので、自作シナリオ製作の練習にもってこいの路線だ。
 しかしこの路線の風景、日本の路線で言えば函館本線の札幌と小樽を結ぶ区間を思い出すなぁ。さもなくば東海道本線の由比~興津間かな?


・世界の車窓から
 
まずは水辺の景色の違いを見て頂こう。
ここはテインマウス駅近く、背景に広がるのはテイン川の広い河口部だ。
ダウリッシュ~テインマウス間の断崖風景、こんな感じで断崖の下をトンネルの繰り返しで走り抜ける。
ダウリッシュ ワーレン駅に近い海岸線。背景の海岸線、打ち寄せる波の再現がなかなか良い。
ここはスタークロス駅、背景はエクゼ川の広い河口部だ。水のない湿地部が広いのが特徴だ。
海の景色を車内から見てみる、このように海が間近に見える路線で、実物だったら「手を伸ばせば届きそう」な位であることが容易に想像できる。
Class143の車内を眺めてみる。車内は日本にないタイプの座席配置、これがこのまま日本に来たら客は進行方向右側に偏りそうだ。若い美女が乗っていたりするのが嬉しいね、「へーい、そこのカノジョ、一緒に乗り鉄しない?」。
Class143の運転席、ごく標準的なローカル気動車の運転席だ。
だけどシミュレータゲームとして面白いのは、右手前の扇風機はスイッチを入れると動くことだ(笑)。
HSTがリヴィエラ線を飛ばして行く。こんな感じのカーブが多くて、速度制限が多い。
ダウリッシュ駅近く、イギリスの撮り鉄名所は正面に見える丘からの俯瞰撮影だ。シミュレータゲームなら、こんな名所ですれ違いさせることも可。
HSTの車窓に広がるダウリッシュの海岸風景。
ちなみにHSTの車内はこんな感じ、車内視点が設定されているのは一等車だ。
こちらはペイントンの手前の海岸風景だ。こちらは少し高いところから海岸を見下ろす感じ。
夕暮れのダウリッシュ駅に停車中のHST、こんな風景も旅情があっていいね。

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