・冬の「Euro Truck Simulator 2」その２ ＆ オリジナルトレーラー


雪の黄昏のハイウェイをオリジナルトレーラーを牽いて走る

　先日、リアルの世界で車を走らせていたら、荷台にドライバーの趣味をラッピングしたトラックを見た。それはロックシンガーの矢沢永吉のイメージ等が大々的に描かれていたものだ。それを見て私の頭の中に「これに対抗して自分の趣味を荷台に描いたトラックが作られたら楽しいだろうな」と思った。
　それはリアルではムリだけど仮想の世界ならこれを実現できるのではないか…とすぐに思いついた。そう、トラックを運転して荷物を運ぶシミュレーターゲームの「Euro Truck Simulator 2」を用いることだ。「Euro Truck Simulator 2」の世界の中で荷台にオリジナルラッピングした車両を作れば良いんだ…と。
　すぐにオリジナルラッピングのトラックの作り方を調べると共に、何を荷台に描こうかと考えた。私が見た矢沢永吉のトラックに対抗するなら、やっぱり音楽系の趣味だろうなぁ…と思いつき、私が最も好きなフォークシンガーである村下孝蔵のトラックにしてみようと思い立ったのだ。

　今回はそうして完成した私のオリジナルラッピングのトレーラーで、ゲーム内を雪景色にした「Euro Truck Simulator 2」を走って見た記録をアルバム形式で紹介しよう。


・トラックの車窓から
　
　まずは今回制作したオリジナルトレーラーを紹介しよう。
　1999年にこの世を去った歌人・村下孝蔵、そのシングルレコードのジャケットの美しい村上保氏による切り絵をメインとしたデザインにしてみた。

　そのポートサイドには「少女」「踊り子」の２曲を選んだ。
　ポートサイド側を後方から見てみる。
　ジャケット画の後方には、ギターを弾く村下孝蔵のイメージを入れてみた。

　世界に展開している「Euro Truck Simulator 2」というゲームだが、ここに村下孝蔵の要素を入れたのは世界では私一人だろうなぁ。
　続いてはスターボードサイドだ。こちらは代表曲「初恋」と、アニメ主題歌で知られた「陽だまり」。ただ「陽だまり」のジャケット画にすると高橋留美子先生のキャラになってしまうので、別のアルバムジャケットのジャケット画を引用した。
　スターボードサイドを後方から見てみる。ジャケット画の後方はポートサイドと共通デザインとした。
　やはり「村下孝蔵」をテーマにラッピングしたら、あまり派手にはならないですね。

　ちなみに「石神井急行」は、私がこのゲームの中で設立した架空の運送会社名だ。
　最後はリア面だ。ここは後続車が長々と見る場所だ。
　ここにはやはりアルバムのジャケット画の村上保氏の切り絵と、テレビＣＭで有名になった「この国に生まれてよかった」を組み合わせてみた。



では、このトレーラーを牽いて冬の道路へと出てみよう。
このデザインのトレーラーだから、日本と同じ左側通行のイギリスを走らせてみた。
　今回も「Winter Mod」で冬景色にしています。このModの冬景色は、バージョンアップを重ねる度に良い感じになってゆきます。
　ここはロンドンからグレートブリテン島の西海岸沿いにスコットランドのグラスゴーを結ぶ主要路線。とはいえ海岸を走る区間はほとんど無く、風光明媚な丘陵をいくつも超えてゆく。
　グレートブリテン島の主要都市同士を結ぶ路線だけあって、片側３車線の立派な道だ。
　走っていたら夕方になって雪が降り始めました。雪煙を上げてハイウェイを爆走する光景は、緊張感があっていいですね。
　雪煙を上げる様子を後方から見る。こうなってくると前車の尾灯も見えづらくなり、怖い経験もするようになります。
　黄昏のハイウェイを走り、雪が上がると、クルマはイングランドからスコットランドに入りました。
　さらに走り続けた夜明け後、スコットランドのハイランド地方へと入ってゆきました。湖と山が織りなす冬景色がとても美しいです。ここもリアルで行ってみたい場所のひとつ。
　ここはスコットランドの国道82号線、ネス湖のほとりを走る道路として有名で、未確認生物「ネッシー」の目撃談で有名な国道だ。
　ネス湖はスコットランドのハイランド地方にある「ロッホ」と呼ばれる細長い氷河湖のひとつ。
　前画像の標識「Loch Ness」の意味は「ネスのロッホ」という意味で、あくまでも「Lake」ではない。「ロッホ」はスコットランドで氷河由来の細長い水域を意味していて、湖だけでなくフィヨルド（入り江）も含まれている。
　長さ35キロ、幅２キロ、水深230メートルのスコットランドで２番目に大きな湖だ。
　さすがにこのゲームでもネッシーは出てこない（当たり前だ）。
　だがゲーム上ではネッシーを意識しているのか、それとも実物がそうだからなのか、なんか未知の生物がいそうな神秘感がある光景に作られている。
　そしてスコットランド北部の港町に到着する。北の冷たい海を眺めながら冬景色の海岸線を行くこの光景は、ゲームながら旅情を感じて好きだ。
　フェリー埠頭を眺めながら走る。こういう光景の中でこのトレーラーを走らせると、「松山行きフェリー」の世界を想像するね…。
　という訳で、私がラッピングしたオリジナルトレーラーと、新たに追加した冬景色のキャプ画を紹介してみた。このトレーラーでイギリスだけでなく、本ゲームのマップのあちこちを旅してみたい。
　本当は日本マップでこのトレーラーを走らせたかったが、「Project Japan」プレイ用のプロフィールではまだお金が貯まってないのでトレーラーを買える資金がないのです。だからヨーロッパを走らせることにしています。
　今度は別のデザインのトレーラーを作ってみたいですね…実はもう構想はあるのですが、それは後日のお楽しみ。

（備考）
　本サイトの「Euro Truck Simulator 2」のゲーム画像は、下記ＤＬＣやＭＯＤを導入済みのものです。
　・「Euro Truck Simulator 2 - Going East!」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Scandinavia」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Vive la France !」
　・「Euro Truck Simulator 2 - National Window Flags」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Schwarzmuller Trailer Pack」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Heavy Cargo Pack」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Italia」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Special Transport」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Krone Trailer Pack」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Beyond the Baltic Sea」
　・「Euro Truck Simulator 2 - Road to the Black Sea」
　・「ProMods　Ver 2.51」
　・「Frosty Winter Weather Mod」
　・その他、個人様製作のMOD（詳細省略）
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