・South West China High Speed Route
 中国高速鉄道:達成線 成都東~南充/遂渝線 遂寧~重慶北/蘭渝線 南充~重慶北/襄渝線 武勝~広安

CRH1形同士のすれ違い、右は「寝台新幹線」のCRH1E形だ。

・収録車両
 CRH1A形電車(CTCS -3 Cab signalling system)
 CHR1E形電車(寝台電車)

・購入済みアドオン車両
 CRH 380A High Speed Train Twin Pack (CRH380A形電車)
 CRH2A High Speed EMU (CRH2A形電車) -Just Trains-

・経由地(下記地図参照)
達成線 成都東(Chengdu East)~石板滩(Shibantan)~淮口(Huaikou)~隆盛(Long Sheng)~積金(JIjin)~梓潼(Zitong)~倉山鎮(Cangsha Zhen)~大英東(Daying East)~遂寧(Suining)~蓬溪(Pengxi)~南充(Nanchong)
遂渝線 遂寧(Suining)~三星(Sanxi)~潼南(Tongnan)~下太和(Xiataihe)~合川(Hechuan)~石子山(Shizishan)~重慶北(Chongqing North)
蘭渝線 南充(Nanchong)~柏木溝(Baimugou)~武勝(Wusheng)~玉珠(Yuzhu)~合川(Hechuan)~重慶北(Chongqing)
襄渝線 武勝(Wusheng)~高封寨(Gaofengzhai)~広安(Guăng'ān)


 中国の海岸線沿いの主要都市である上海から、重慶を経て南西部の内陸地方である四川省の中心都市の成都を結ぶ高速鉄道が滬漢蓉旅客専用線。この路線の端部を構成する成都から遂寧を結ぶ達成線の一部146kmが、本シミュレーターの公式アドオンとして発売されていることは以前に紹介(Chengdu - Suining High Speed Route)した。
 今回、この路線をさらに延長して成都・重慶・南充の三都市を結ぶ高速鉄道ネットワーク路線のアドオン「South West China High Speed Route」がSteamからリリースされた。このアドオンは以前からJust Trainsから発売されていて、正直言うと私がこれを購入するかどうか悩んでいるところで、今回のSteamからのリリースとなったので購入を決断した。

 路線は独立した旅客専用線であり、最高速度350km/hに対応した高速新線だ。前述したように中国南西部の主要都市である成都・重慶・南充の3都市をそれぞれ結ぶ路線と、南充から広安を結ぶ路線が再現されている。その路線長は全て合わせると570kmもの距離となり走りごたえがある路線だ。
 沿線風景は成都~遂寧間は以前出たものそのままであるが、遂寧以東では大きな川に沿う地形を走るためさらに起伏が激しくなり、蛇行する川に張り出した山をひとつひとつトンネルでくぐり抜けたり、背の高い高架橋や特徴的な橋梁で深い谷間を渡る光景に変化している。そのため景色に緩急も付くので走っていて楽しい路線だと私は思う。

 本作には前回同様に標準装備の車両として高速鉄道用のCRH1A形電車が標準装備されているが、前回との違いは最新の信号システムが再現された仕様に変更されていて最高速度は250km/hとなっている。同時に中国名物の「寝台新幹線」であるCRH1E形も同梱されていて、夜行列車を再現することも可能だ。
 アドオン車両としてSteamからCRH380A形が同時にリリースされており、この車両を購入するとほぼ全路線で最高速度の350km/h運行が楽しめる(襄渝線は最高速度160km/h)。このマップは成都~重慶間・成都~南充間というメインルートはそれぞれ300km超となるが、これを僅か1時間で走破する俊足だ。とくかく高速で飛ばしたいと言う方には、このマップとアドオン車両の組合せはお勧めだ。
 またJust Trainsからは本マップにも使えるアドオン車両としてCRH2A形が発売されている。これはJR東日本のE2系1000番台をベースして中国で製造された車両で、信号システム以外はほぼ日本のE2系まんまと言って良い車両だ。最高速度は250km/hと「はやて」より劣るが、日本の新幹線気分を味わえる本シミュレータ唯一のアドオンとして楽しめる。

 これは以前にも言ったことだが、中国高速鉄道は良い点も悪い点の双方で何かと話題が多い高速鉄道だが、そういう事は一切割り切って高速鉄道の運転を楽しめるゲームなので、新幹線などの高速鉄道が好きな人には是非ともお勧めしたい。


・世界の車窓から
 
これが本作に標準で入っている車両であるCRH1A形電車、成都~遂寧間のマップ標準のものとの違いは、最新の信号システムが再現されて最高速度250km/hとなった点だ。
CRH1が走る。ここは倉山鎮に近いところで、車両のスクショを撮るのに良い場所だ。
こちらはCRH1E形だ、先頭の流線型形状に変化がある。
CRH1A形とCHR1E形を並べてみると、その違いが解りやすいだろう。
編成全体で見ると16両貫通編成なので、外から見ると迫力のある走りを見ることが出来る。だがこの車両の最大の特徴はその車内だ。
CRH1E形の車内は、このように寝台車となっている。44人ひと組の個室寝台で、日本流に言えば「カルテット」ってところだ。
下段寝台から車窓風景を愉しむ視点もある。本物もこんな風に花瓶が飾ってあったりするのかな?
夜明けの石板滩~淮口間の峠越え区間を行く、この長大トンネルに挟まれた一瞬の「明かり」は、本当に景色が良い。
続いてはアドオンのCRH380A形だ。この車両は日本のE2系をベースに、「中国の独自技術」を組み合わせて最高速度380km/hとした車両。実際には350km/hで営業運転され、最近は300km/h程度で走っているという。
駅ですれ違うCRH380A形、日本の新幹線を彷彿とさせる光景だ。
CRH380A形の車内、これは一等車。日本の新幹線のグリーン車そのまんまだ。
こちらは二等車、日本の新幹線の普通車そのまんまの車内だ。シートカバーの文字もキチンと再現されている。
ここは酢遂寧から重慶へ向かう遂渝線のワンシーン、大地に深く切り込む川を渡る風光明媚なところだ。
前キャプ画と別の場所では、同じような川が作る谷間を、こんなきれいな橋梁で一跨ぎする。
同じ橋梁を走る、起伏があるので風景に変化があって楽しい。
ここは谷間に広がる集落ごとアーチ橋で一気に渡る。車外視点にしないとこんな景色だって気付かないところだけど。
石板滩~淮口間の峠越え区間、一瞬の「明かり」を飛び越える瞬間。
これはCHR380A形でも高速試験車、日本の軌道検測車を倣ったのか車体が黄色に塗られている。
遂寧から南充へ向かう途中にもこんな橋がある。ちなみにこの黄色いCHR380Aによる高速試験列車のシナリオも用意されていて、このシナリオに限り430km/hまで出すことが出来る。
そしてこれはJust Trainsから発売のCHR2A形、車体外観が塗装以外日本のE2系そのまんまであることがお分かり頂けるだろう。
車体だけでなく、編成順序も日本のE2系のまんまだ。つまり8両編成で端っこから2両目に一等車が連結されている。このように2本繋げて16両編成で運行することも可能。
CHR2A形の車内。これも色使い以外は日本のE2系そのまんま。窓に取り付けられているブラインドなんか、良い味出してる。
車内を着席視点で見てみる。仕切り扉上のスクロール表示器には速度が表示されている。
右側に見える液晶モニタには、何故か「森鐵物語」の宣伝ビデオが繰り返し流れている。
16両編成を組んだときの先頭車同士の連結部。カプラーカバーの出っ張り具合など、上手く再現されている。
南充から重慶へ向かう路線では、こんな感じで大河をアーチ橋で越える区間がある。
先ほども挙げた遂寧~重慶の路線にある橋梁を行くCHR2A形。日本ではこんなシーンはあまりないな。
南充から重慶へのルートでは、こんな感じで長~いトラス橋を渡る区間もある。北上川橋梁を思い出したワンシーンだ。
これは遂寧から南充へ向かう途中に掛かる斜張橋。平地じゃなくて山の中にあったら、まるで北陸新幹線。
ここは黄色いCHR380A形のスクショと同じ場所。軌道内から見た新幹線の走りの迫力が伝わってくるでしょ?
そして南充の近くでは背の高い高架橋で谷間を渡るここでCHR1A形とすれ違うCHR2A形。
湖を渡るPC橋を行く、遂寧~重慶間はこういう水辺の景色も多い。
石板滩~淮口の峠越え区間を行くCHR2A形、美しい景色にはこういう美しい電車がよく似合う。

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