ポップル家(苗字は分かり切っているだろうから省略) |
アーサー |
主人公の父、イギリス・ヨークシャーから理想の大農場を夢見てオーストラリアに渡ってきた。何でも出来るが精神的に弱いところも。
…最初は無い物をゼロから作ったりとたくましいが、夢が遠ざかると酒に溺れる人間くささも。 |
アーニー |
主人公の母、いつも落ち着いた態度で子供達の暴走を食い止める。
…どんなときも夢を失わず、前向きに生きて夫を支えた。でもほったて小屋を見せられたときの彼女は違う反応を。 |
クララ |
ポップル家の長女、しっかりしているが愚痴っぽいところもあり、そこを母によく窘められる。
…大人なのか子供なのかよく分からないが、しっかりと家事をこなしてアーニーを助ける。 |
ベン |
ポップル家の長男、医師になることを夢見ていたが、物語が進むとポップル家の跡取りとして立派に成長する。
…最初は夢に固執するが、だんだん自分の生きる道を受け止めるように。兄妹で一番成長したのはこいつかも? |
ケイト |
ポップル家の次女で物語の進行役、おしとやかそうな外見とは裏腹に男の子並の行動力を持つ頭の良い女の子。
…その頭の良さで自分が悪くなる立場から逃れようとする、後半は少し大人になって家を支える。 |
ルーシー・メイ |
ポップル家の三女で物語の主人公、動物大好きで明るく丈夫なのが取り柄、物語中盤から得意技に木登りが加わる。
…変わった動物を見たらとにかく「飼う!」。歴代の「世界名作劇場」歴代主人公中珍しい「普通の女の子」で、最も動物好きと言ってもいいだろう。 |
トヴ |
ポップル家の次男、初期はまだ小さくて出番が無いが、成長した後期では鍛冶屋に通うのが日課に。
…「世界名作劇場」に出てくる主人公の兄妹で最も存在感が薄いと思われる。 |
周囲の人々(苗字や名前が分からない人もいるので劇中でよく使われる呼び名で紹介) |
デイトン |
移民船の船医だったが、イギリスに帰る船に乗り遅れてそのままポップル家の居候となる酒好きだが腕は確かな医者。
…酒さえ呑まねば完璧な人なのに。オーストラリアに置いて行かれたと気付いた瞬間、固まるのがいい。。 |
ジョン |
移民船の船員でポップル一家と親しくなってクララと恋仲となる。クララを想うあまり船乗りを辞めてオーストラリアに移住。
…クララのために走る、さらに故郷を捨ててオーストラリアにまで…恋のためにここまでやったのは「世界名作劇場」でこの人だけ? |
ジャムリング |
イギリスでは腕の良い大工だったらしい。足を怪我して動けなくなったところを助けてもらって以来、アーサーを慕う。
…一時はポップル一家のことなど忘れていたかに見えたが、義理深いオッサンでアーサーを助ける。 |
ビリー |
ジャムリングの息子、ルーシーやケイトと仲が良く、木登りや凧揚げを伝授する。
…ルーシーに木登りを伝授する。性格的に臆病なのかそうでないのか分からないことも。 |
パーカー |
イギリスの商人でオーストラリアで一山当てようと考えている、だがテントひとつ張ることも出来ずアーサーに助けられる。
…根っからの都会っ子なのだろうか。ペティウェルがいなければこの人が悪役だったと思う。 |
ペティウェル |
オーストラリアに鉱山や土地を所有する金持ちで我が儘で金で何でも解決しようとする姿勢でポップル一家と衝突する。
…何かとポップル一家に因縁をつけるが、大金を盗まれたときは犯人逮捕のきっかけとなったルーシーにお礼をいう謙虚さも一応はある。 |
ペティウェル夫人 |
ペティウェルを尻に敷く、それが悔しいペティウェルが腹いせにポップル一家をいじめているようにも見える。
…こいつがしっかりした女だったら、ポップル家があんな苦労することはなかったかも? |
アダム |
ペティウェルの召使いだが、ペティウェルを裏切って金を盗もうとする。
…完全犯罪を狙うなら、屋外、しかも公園でで犯行について相談するのはやめような。 |
ライト大佐 |
アデレードの街を設計し、測量を進めているイギリス海軍大佐。実在の人物。
…「世界名作劇場」シリーズで最も露出度の高い「歴史に名が残る人物」。アデレード市内に銅像も建つ。ここに詳細がある(英文)。 |
バーナード |
ライト大佐の部下で測量事務所の職員。アーサーにほったて小屋を売りつけて一家の隣人となる。
…ポップル家の隣に住む人の良さそうな青年、だが年頃の女性であるクララとの初対面時は全裸でいきなり引かれた。 |
マック夫人 |
バーナードの姉でポップル家の隣人となる。パンを焼くのが好きで、夫の死後パン屋を開業する。
…あのほったて小屋を見せられた後に出てきたこの優しい女性は、ルーシー達には女神に見えたことだろう。。 |
ロング |
アデレード郊外で羊飼いをしているおっさん。ルーシーとケイトを何度も助け、いつしか仲良しになる。
…後に妹と一緒にカナダへ渡り、赤毛の女の子を引き取って育てます(嘘)。 |
(ヘラクレス) |
身体が大きな原住民のおじさん、川に流されたルーシーを助けた事が縁で仲良くなる。
…トヒイカデガダラカクカニト、テシソ。チモラカチ、テクシサヤモテト。←(「ルーシーに出てくるオーストラリア原住民語」で紹介) |
プリンストン夫妻(苗字は省略) |
フランク |
立派な屋敷に住む大金持ち、馬車で外出中に橋で倒れているルーシーを助けて医者に診せる。
…ルーシーを我が子のように可愛がるが常に冷静だった。こんな男に私はなりたい。 |
シルビア |
フランクの妻、記憶を失ったルーシーを我が子のようにかわいがるうちに死んだ娘と重ね合わせてしまう。
…夫とは対照的にルーシーを我が子と錯覚してしまう。だがルーシーの本心を知ると彼女こそ物語の立役者に。 |
動物達 |
モッシュ |
ルーシーがイギリスから連れてきたハムスター、オーストラリアへ移動したためひと冬冬眠できず。
…専用のバスケットの中で暮らす最初のペット。リトルの登場と共に出演回数が減る。 |
ステッキー |
上陸直後に木に挟まれて動けなくなったところをパーカーに助けられた山羊。ルーシーが飼うことに。
…しかも見つけたときは妊娠中、よくアデレードまで行けたと思う。 |
パンジー |
ステッキーが産んだ子山羊で、ルーシーが飼うことになった。
…兄弟をハッピーに殺されるが、立派に成長して乳をたくさん出して家族の栄養状態を支えている模様。 |
ソッピー |
パンジーか産んだ子山羊、物語後半(アンガス通りの家に引っ越してから)に出てくる。
…パンジーのような存在感はなく、とりあえず家の庭で鳴くだけの存在に見える。 |
リトル |
母親が猟師に撃たれて泣いているところをベンとルーシーに拾われたディンゴの子。ルーシーには忠実な名犬となった。
…子供の時は臆病でハムスターも怖がる始末。行方不明になったルーシーを捜し、ついに発見するのがこいつ。 |
スノーフレイク |
ベンが羊飼いの手伝いをしたお礼にもらった子羊、ルーシーの誕生日プレゼントになった。
…リトルの一番の仲良し。だがクララには肉に、アーサーには札束にしか見えなかったようだ。 |
ファニー |
ケイトが見つけてルーシーが飼うことになったウォンバット、出てきたと思ったらすぐ悲劇が…。
…登場期間は非常に短いが、ルーシーと視聴者に「野生動物と人間生活の関係」という深い教訓を植え付ける。 |
ハッピー |
ペティウェルが飼う黒犬、肉を盗んだり子山羊に噛み付いたりと悪行三昧。飼い主より悪だ。
…ポップル家の不幸の死者なのに「ハッピー」とは皮肉な名前だ。 |
シルバー |
ハッピーの後を継いだペティウェルの飼い犬。ブルドックで顔だけは怖い。
…ペティウェル二代目の番犬だが、ハッピーほど存在感のある犬ではなかったなぁ。 |
モノクル |
ロングが飼っている牧羊犬、ディンゴに襲われたルーシーとケイトを助けるがリトルには敵意むき出し。
…ロングに忠実で、相手がディンゴであろうとロングが攻撃をやめるように言えば大人しくなる賢い犬。 |
プロスペロ |
プリンストン家で変われている猫。白くて大きく愛嬌がある。
…記憶を失って「エミリー」となったルーシーの心の支えとなる。 |