4.3000系「COMFORT SALOON」
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京阪電鉄の新しいイメージリーダー |
京阪電車の最新車両は、中之島線開通と同時に投入された「新」3000系である。中之島線乗り入れ最優等列車である「快速急行」用としてラッシュ輸送と遠距離輸送の双方を兼ね備える設備と、これまでの京阪電鉄にはない新しい外見を持って2008年に登場した。以来中之島線系統の列車を中心に使われていたものの、現在は中之島線優等運用から撤退して8000系と共に京阪間の特急として使用されている。
私は中之島線に初めて乗った時、この3000系快速急行で中之島から出町柳まで通して乗った。8000系同様にクッションを効かせただけでなく新素材で肌に優しいシートにも惹かれたが、私が強く惹かれたのは何よりもその外見である。これまでの京阪電鉄からは考えられない青を基調とした色遣いだけでなく、「円」をテーマにした前面スタイルも「これまでにないデザイン」として私に強い印象を与えた。特にこの半円状に配されたテールランプ兼標識灯は、私に良い意味で「あれえねー」と感じた。
それよりも現在は何処の鉄道会社も、通勤電車はステンレスやアルミにアクセントラインを入れるだけである。いや、通勤電車だけでなく特急電車でさえもそういう電車になりつつある。そんなご時世にこの3000系は通勤電車でありながら、全面塗装車体で出てきたのが驚きであった。ここにも京阪電鉄がこの車両と中之島線へ賭けた思いが伝わってくる。
さて、模型の方はこの車両がデビューしてすぐに関西私鉄のラインナップを強化しつつあったグリーンマックスから発売された。グリーンマックスの車両は高価なのが難点だが、この車両に惚れ込んだ私はすぐに購入を決めた。というかこの3000系の模型を買ったことが我が家で京阪電車のラインナップが強化される最大の理由になるのだが。
まず中間の連結面間が長いのはKATOカプラーにすることで対応、だがグリーンマックス名物なのだが動力車だけはどうしても連結面間を狭くすることができずここはまだ研究の余地がある部分だ。製品はナンバーがレタリング方式なので自分の好きな車番が選べるので、私は自分が最初(で今のところ唯一)に乗った時に合わせて3003番の編成に、行き先もその時に合わせて「快速急行
出町柳」を入れている。
この模型は3000系の雰囲気は良く捉えていて、特に先頭車のレタリングはきれいに決まっていて実物の雰囲気を良く出している。またこの車両独特の屋根の高さからくる細長い表情の再現力も上手く、さすがグリーンマックスといったところだ。だが欠点はパンタグラフの上がったときの形状がちょっと「?」のこと。「シングルアームパンタグラフってこんなだったっけか?」といつも思うが、何がおかしいかまだ解らない。それとパンタ脇のヒューズボックスが異常なほど外れやすいこと。これはユーザ取り付けパーツだが、何度接着してもポロポロこぼれてくる。タミヤセメントが効かない材質なだけかな?
もう一つ言うと、特徴的なテールランプや標識灯が暗いことだ。あれだけの特徴がある部分なのだからここは「はっきり光る」ようにして欲しかったなー。
この模型と上記の8000系を購入してしまったことで、私の中で京阪電鉄を集めたいという欲が沸き上がり、そこへここ数年で京阪電車のNゲージ模型のラインナップが豊富になってきたこともあり、次のページに記す緑色の通勤電車が我が家に入線する引き金となった。
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京都方からみた編成写真
国鉄在来線15両対応のホームが長く感じる |
大阪方から見た編成写真
ホームの向こうを特急が通過 |
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大阪方先頭車のズームアップ
この車両の持つ独特の面構えと「細長さ」が上手く出ている |
カーブを行く
やっぱ京阪電車にはこういうシーンが似合う |
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2200系と並ぶ
同じ会社の車両とは思えないがセンスは似通っていると思う
次からはこの緑色の電車の登場だ |
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