追加4.1000形(U)
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カッコイイとは言えないけど… |
21世紀に入ると、京急では都営地下鉄直通用として使用を続けてきた1000形(T)の置き換えの必要に迫られていた。既に600形(V)による置き換えは進んでいたが、そのテンポをさらに早めるために新車の投入ペースを上げる必要があった。
2100形の製造が終わった2002年、その1000形(T)置き換え目的の新しい都営浅草線乗り入れ車両として登場したのが、ここで紹介する1000形(U)だ。車体も足回りも2100形を純通勤電車化したような車両であるが、初期の車両では車端部はボックスシートとされた。登場時はまだ1000形(T)も第一線で活躍中で、京急線には2種類の「1000形」が存在していたことになる。
2007年の増備車からは車体を中心に設計が大幅に変更された。その最大の変更点はアルミ塗装車体はステンレス未塗装車体に変わったもので、未塗装のステンレスボディに京急の赤と白帯をラッピング表現した。床下機器類も大きく変わり、車内も車端部のボックスシートが消えた。まさに別形式にしてもおかしくないほどの大幅なモデルチェンジだった。
さらに2015年の増備車から、前面の非常扉が中央に移って幌座付きの貫通扉となった。これは先頭車を中間に組み込んでも、貫通化出来るようにすれば2編成併結でも地下鉄乗り入れが出来るという思想の設計変更だ。ステンレス車体のラッピングデザインも変更され、形式も便宜的に1800形と呼ばれるようになった。
模型の方はグリーンマックスからまず前期車のアルミ車が登場。こちらもバリエーションで青いのや黄色いのが出ている。続いてステンレス車もラインナップに加わっている。
私はこの現在の京急へ行けば必ず見られるほど数が増えたこの電車を、模型で揃えたいと考えていた。昨年にネットオークションで格安のを発見、これを落札して導入した形だ。手に入れたのは「二次車」の8両編成、1033編成の車番を打ち、先頭の連結器はTNカプラーに、中間はマイクロエースの短いアーノルトカプラーに変更するなど手を入れた。行き先は「快特51H
三崎口」を入れ、「H快特」を再現した。
この模型はたまに出しては2100形と並べたり、最近では「H特」にした1000形(T)と並べたりして愉しんでいる。現在の京急で純通勤電車であってもそのセンスは強烈で、今度はステンレス車の模型が欲しいと思っているほどだ。
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1000形(U)が橋梁を行く、角張っている窓などこの車両の特徴がよく出ていると思う。 |
KATOの2100形と並べてみた。なんかKATOの方が丸っこく見え、この顔の再現はグリーンマックスの方が良いかもしれない。 |
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そして1000形(T)の「H特」と並べてみる。こうして見るとかつての「H特」は今も受け継がれているんだなと思う。どっちの電車も好きよ。 |
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