心象鉄道22.我が家の豪華寝台列車
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みんなのあこがれ 寝台列車 鉄道の長い歴史の中で、いつの頃からか人々のあこがれとなった列車は寝台列車だろう。戦後の歴史を見てみても、20系をはじめとするいわゆる「ブルートレイン」がその座につき、これが様々な形に姿を変えながら日本の鉄道史を支えてきたのは確かだ。 だが本来、寝台列車というのは効率的に昼間に移動できずにやむなく夜行で移動する場合の乗り物だったはずだ。だから昔の寝台列車は決して「豪華」などではなく、列車に別料金のベッドがあるだけという存在だったはず。 だがいつの頃からかその寝台列車に「豪華」が求められるようになった。最初は個室寝台、そして個室が広くなり、ツインベッドの個室となり、シャワーがつき、凄いのなると列車の最後尾を独占したり…このようなかたちで「豪華」が実現してゆくと、寝台列車はこれまでとは違う新たな「あこがれ」の列車へと変化していった。一時は絶滅寸前だった寝台列車は、現在は新たなかたちで復活した。 今回はそんな「豪華寝台列車」たちを紹介していきたい。 |
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