前ページに戻る


4.その他の列車達

 続いて、我が家で再現している津軽海峡線の列車をアルバム形式で紹介しよう。これらラインナップを見ていると、津軽海峡線が本州の鉄道と北海道の鉄道を結ぶ重要なパイプであることがお分かり頂けるだろう。

 トミックスのED79を重連にしてみた。もちろん我が家では、この状態で牽引される車両は「オリエントエクスプレス」しかない。
 KATOから「オリエントエクスプレス'88」が発売されたとき、色んなシーンを再現したくて機関車ばかりが増えていった。このEED79はそのうちの2機だ。
 「オリエントエクスプレス」の来日から今年でちょうど30年、この模型にまつわる話もしていきたいと考えている。
 ヘッドマークはKATOの「オリエントエクスプレス'88」に付属のものだ。やっぱりD級電機機関車は重連が似合うなぁと、この列車を再現する度に思う。
 ED79牽引の「オリエントエクスプレス」を空撮視点で見てみる。客車が余りにも重いので、青函トンネルの勾配を単機で上ることが困難で、重連牽引にしたのだそうだ。
 いつもの鉄橋を行く。D級電機機関車の重連は本当に迫力があって良い。こんな光景もED79全廃でもう見ることはできない。
 続いての登場は、青函トンネル開業翌年の1989年から大阪〜札幌間で運行された「トワイライトエクスプレス」だ。ヘッドマークはEF81トワイライトエクスプレス色から借りてきた。
 我が家の「トワイライトエクスプレス」は、トミックスが1990年頃に発売した最初のロットだ。後に食堂車のスシ24のみランプシェード点灯可の新製品に差し替えている。スシ24を新製品に差し替えたときに、LED室内灯を装備して夜間走行も再現できるようにした。
 この「トワイライトエクスプレス」も、北海道新幹線開業を前に運行を取りやめてしまった。
 続いては1999年に上野〜札幌間で運行開始した豪華寝台特急「カシオペア」だ。JR化後に始めて作られた客車で、全車二階建ての編成は他列車を圧倒する。
 北海道新幹線開業を前に、上野〜札幌間の定期列車としての「カシオペア」は運行を取りやめたが、車両は現在も貸し切りツアー列車用として残されている。北海道新幹線の青函トンネル区間への乗り入れ対応もされている。
 模型は2004年頃に購入したKATO製品で、別売の室内灯が手に入らず我が家では長い間夜間走行が出来なかった。最近になって専用のLED室内灯が発売されたのを機に、室内灯装備とともにテールライトや食堂車ランプシェードのLED化などの整備を行い、夜間走行再現可能にした。
 「カシオペア」とED79の連結部分を見てみる。こうしてみると、「カシオペア」が大きいのか、ED79が小さいのか…。
 最後の紹介は、2002年デビューの789系特急電車「スーパー白鳥」だ。
 2002年の東北新幹線八戸開業と同時に東北新幹線に接続する函館行き特急としてデビューし、その後東北新幹線が新青森まで伸びると、運行区間は新青森〜函館間となってまさしく「青函連絡」列車となる。
 北海道新幹線開業と同時に廃止され、車両は札幌近辺の特急に転用された。
 いつもの橋梁を行く。
 我が家の789系はマイクロエースの初回製品で、木箱に入った特別セットが売れ残っていたのを格安で拾ったかたちだ。
 本当は785系連結の編成が欲しかったんだけどなぁ…。
 この独特の前面形状を、黄緑色一色に塗りつぶしたデザインは大胆で好きだ。札幌に転用されてもこのデザインのままというのが嬉しい。
 「スーパー白鳥」は2005年の青森出張で始めて乗車、続いて2014年の函館出張では繰り返し乗って、その印象から2015年春にはわざわざ函館まで遠征して撮り鉄したほどだ。

 以上が、我が家の「津軽海峡線」の列車を紹介したが、これに寝台特急「北斗星」2編成が加わる。今回、「北斗星」については以前に紹介済みということで割愛させて頂いた。また、新幹線開業後についても今回は省略した。
 だが我が家の「北斗星」も以前の記事の時点から、室内灯を全部LED化するなど手を掛けている。現在はテールライトのLED化を計画しているところだ。
 今後、「津軽海峡線の列車」としてやっぱり欲しいのは急行「はまなす」だ。もちろん夜は寝台車を繋げて「はまなす」に、昼は寝台車を外して「海峡」につとい使い方をしたい。これに485系「はつかり」や「白鳥」も再現すれば、完璧なんだけどなぁ。

コーナートップページへ