レッドアロークラシックのイベント列車が西武園駅で撮影会をしている間に、私は所沢へと移動していた。所沢駅から西武新宿線の線路沿いに南下し、昨年の夏に「おくちちぶ」を撮影した場所を次のターゲットとしたのだ。時間的にギリギリの移動であったが、何とか間に合ってカメラを構えることが出来た。ここでの最大の心配は、午前中最後の撮影地と同じく被られることだけである。
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撮影地に着くと、最初に私の前に現れたのは本日のサブターゲットになりつつある2025編成だ。線路際に咲く菜の花と黄色い電車という、嬉しい組み合わせになった。 |
2025編成を後撃ち、まだ15時台だというのに曇天のせいかちょっと暗い。まぁ、何とかなるでしょ。 |
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入れ替わるように下り列車として接近したのは、田無事故の生き証人2023編成だ。
この編成は、事故を起こした2017編成と2023編成のうち、状態の良い車両同士を繋いで1本の新しい2023編成を作ったもの。
そして残った他の事故車は、2000系最初の廃車車両となってしまった。
そういえば今回、田無事故代替車の2031編成や2033編成を見ていない。 |
上記の2023編成を広角でもう一枚取ってみる。すると2両目以降が微妙にボケて、スピード感のある写真に。そんな速く走る電車じゃないんだけどね。 |
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上りでやってきたのは6000系だ。今日運用に入っているのは6101編成だけのようだ。
こちらも菜の花と絡めて撮ってみた。 |
2023編成の撮影で構図が決まり、練習としてもバッチリだったので、後は被らないことを祈るだけ。そして上りの接近がない状況でレッドアロークラシックが東村山から来た。
被らないとわかった瞬間、思わずガッツポーズが出そうになったが、こらえて撮影に集中…決まった! 今日のベストショットだ。
時間が無い中、慌てて所沢まで移動して良かった。 |
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後撃ち前に広角ショットも入れてみる。こちらもいい感じになったが、ちょっと傾いたような気がしないでもない。
今回は撮影地の移動があると思って、身軽にするため三脚は用意していない。だからこそ広角ショットを加えたりとか、後撃ちを入れたりというバリエーションに飛んだ撮影が出来ているわけだが。 |
そして後撃ちだが、こちらはちょっと白く飛んじゃったなぁ。
最初の撮影地での噂によると、本日のレッドアロークラシックのイベント列車は、所沢駅を通過しているという。これについては乗った人の証言を探したいが、本当だったら本社所在駅を通過するという体験が出来た乗客がうらやましい。 |
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本命列車の撮影が無事済んだところで、手打ちして撤収といきたいところだが、この撮影地でも満足に他の列車の写真を撮っていないので少しだけ残ってみる。
レッドアロークラシックの後を追うのは、「スマイルトレイン」だった。こいつのLEDは上手く写るんだよなぁ。 |
上りは新2000系、2093編成を先ほどの菜の花とのツーショットで撮ってみる。まさかここで菜の花が咲いているなんて思っても見なかった。 |
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後撃ちだけど旧2000系も再度撮ることが出来た。これで帰るきっかけが出来たけど、下り列車が接近しているし、それが通過するまで踏切を渡れないのでカメラを構え続けた。 |
本日のラストショットは20000系の急行となった。これを菜の花絡みで撮ったところで、ここでの撮影も通勤電車は一通り揃ったので満足、帰ることとした。
実は、この居残り撮影の間に小江戸号が上下1本ずつ通っているのだが、目標の撮影を終えて気が抜けたせいか全部失敗していることを付け加えておこう。 |
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こうしてこの日の撮影を終了し、帰宅の途についた。
このサイトを見た方に西武鉄道関係者の方がいたらお願いしたいのだが、今回のようなイベント列車でダイヤを公表しないのは仕方がないにしても、ではなぜダイヤを非公表としたのかそれだけは説明して欲しかった。
西武鉄道の問い合わせ電話で聞いたときは、対応の社員が謝るわけでもなく「公表していない」と一点張りで、こちらが「なんで公表できないのか?」を問うてもその返事はなく「公表できない」と一点張りだった点は、何とかして欲しい点である。おかげさまで折角の120周年というおめでたいイベントで、それを一緒に祝いたいのに、なんか「除け者にされた」感を感じてしまったのは事実だ。
たとえば、今回の実際のダイヤで西武園線往復という行程があったが、これをイベント列車乗客に対してのサプライズにしたかったというのであれば、プレスリリースの段階でミステリー列車的な要素があることを明記しておけば、私も最初から問い合わせなんかしなかったはずだ。たとえば「本川越から国分寺まで往復、その経由地はサプライズ」みたいな感じで広告すれば良かったんじゃないかと思う。そういう意図が乗客にも、記念切符が買えないなどの理由で撮影に回るしかなかったファンにも、そして現場の駅員にも伝わってないから、今回のイベントは様々な問題が起きていたのは事実だ(撮影地で出会った人の話をまとめると複数のイベント列車経由駅からダイヤは漏れていたし、私のところにも断片的ではあるがダイヤは漏れ伝わっていた)。正直、あのプレスリリースではイベント列車の発着駅は本川越から国分寺の1往復であることがハッキリしているため、その経由地なども含めて行程にサプライズがあるなんて読み取ることは出来ない。しかも一部のニュースサイトで「運行ダイヤ等の問い合わせ先」として西武鉄道のお客様相談窓口の電話番号が書いてあるのだから(これはマスコミが勝手に追記したのだろうけど)、ここに聞けばダイヤが解ると私も勘違いしていた。
こういう面で問題があったにしても、おかげで今回の撮り鉄行は「行き当たりばったり」的な要素が大きくなり、とても楽しい一日を過ごせたことは事実であり、その点については素晴らしいイベントを提供してくれた西武鉄道に感謝したい。そして今後も130周年、140周年の節目にも楽しい企画をしてくれることを願いつつ、今回の撮り鉄日記を終わろう。
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