・冬の「Euro Truck Simulator 2」

初冬の黄昏のハイウェイを行く

 以前紹介した「Euro Truck Simulator 2」であるが、このゲーム世界は購入したままだと常に夏景色のままで季節感がない旨を記した記憶がある。
 だからこのゲームを冬にプレイすることはあまりなかったのだが、この冬は季節を変更するMODを導入して、ゲーム世界内も冬景色にしてプレイしてみた。そしたら夏景色とはまた違う世界観がPC画面の中に広がって、このゲームの奥深さをさらに知ることになった。

 またゲームの進行に合わせて(ゲーム内で)トラックも買い足している。これは(ゲーム内での)運送会社経営がうまくいって、(ゲーム内で)お金持ちになったからだ。これらのトラックは私が専用で使うのでなく、(ゲーム内での)従業員数名で使い回す形にして無駄を防いでいる。

 今回はこの季節を冬に変更するMODを導入した「Euro Truck Simulator 2」について、以下アルバム形式で紹介していきたい。

・冬の「Euro Truck Simulator 2」プレイ動画
 トリノ(イタリア)からケルン(ドイツ)(約60分)
 チューリッヒ(スイス)からミラノ(イタリア)(約22分)
 カンダラクシャ(ロシア)からスヴァールバル諸島(ノルウェー領)(約50分)
 岐阜県(高山市)から愛媛県(今治市/松山市)へ往復(約67分)


・トラックの車窓から
 
この車は以前も紹介した私が(ゲーム内で)古くから所有しているボルボのトラックだ。

そして牽引するトレーラも、私が(ゲーム内で)所有している物だ。前回紹介以降のゲームのバージョンアップで、トレーラも自分で所有できるようになった。
荷台の色とトラックの色をうまく調和させるのが結構難しい。これで空白部分区に文字とか入れられたら、妄想の運送会社名とか入れるのに…。
そして前回紹介以降にマップも広がった。DLCで追加されたマップはフィンランド・バルト三国・ロシアの一部だ。
その世界の中には、こんな感じで跳ね橋もある。思わぬ信号待ちだ。

フィンランドへ行くと、「牧場の少女カトリ」で出てきた都市名もいくつが出てくる。ヘルシンキ、トゥルク、タンペレ…なぜかタンペレだけは日本語表示されないのが謎。
その新マップではロシアも含まれている。ロシアはEU加盟国でないので、国境を越える際は(ゲームであっても)入出国審査のためのゲートで手続きをしなきゃならない。
そして今は(ゲーム内で)トラックを複数所有している。そのうちの1台が「SCANIA S」だ。この車に限らないが、SCANIAのトラックはデザインが良いと思う、ドレスアップする必要なんかない。

ダブルトレーラーも種類がいろいろと増えている。
我がSCANIAのトラックがハイウェイを行く。

この画像の時は晩秋/初冬のMODでプレイしているので、まだ積雪はない。だけど空の色や木々の色が夏とは大きく違い、初雪が近い季節の雰囲気が良く出ている。
そして冬MODを導入してみた一面が積雪で銀世界となり、道路も氷結が再現されている。雪が降ると滑りやすくなるんだ。
ここは「Euro Truck Simulator 2」の世界内で、私が最も好きな街道だ。

この街道はノルウェーの首都オスロと、西部のスタヴァンゲルを内陸経由で結ぶ道路だ。峠越えの街道で、荷が重いと上り坂は大変だけど、景色が美しいので好きな路線だ。
ところ変わってここはポーランドからバルト三国をひたすら北上する街道だ。沿線はこのような草原が多く、冬になるとどこまでも真っ白な平地が続く。
これは「Euro Truck Simulator 2」でも典型的な高速道路光景、片側二車線のハイウェイを重い荷物を積んで走ると、次から次へと普通の車に追い越される。

道路凍結の再現が雰囲気があって良い。
これはバージョンアップによって増えた積み荷のひとつ。
どう見ても、鉄道車両の台車ですね。
はい、鉄道車両の台車です。日本では滅多に見られなくなってきた揺れマクラ式の台車だ。
自動車運転ゲームなのに、こんな鉄道部品が細部まで再現されているのに驚いた。
冬のイギリスを走る。左ハンドル車で左側通行の道路を走るのは違和感が強い。
そしてさらに(ゲーム内で)購入したトラックは「SCANIA R2012」だ。このトラックも無骨で良いデザインだ。

そしてここからは、さらに雪の量が多くなる。「Heavy Winter」のMODに切り替えてさらに雪を多くした。
ここはオーストリアのインスブルックから東へ向かう路線。背景のアルプスの山々も雪景色だ。

空の様子も冬らしく変化していて、冬の寒さが伝わってくる光景だ。
雪で白く染まった山の懐に、ヨーロッパらしい山城が建っている。
そして道路には路面が見えないほどの積雪。2本の轍を頼りに走る北国の冬のドライブだ。
そして日が西に傾く、このゲームはオリジナルではずっと夏なので20時過ぎまで明るいが、冬MODを入れると16時頃にはこんな夕景だ。
この冬の夕暮れシーンが気に入った。
そして夜になると、今度は雪明かりも再現されている。晴れていると空は夏に比べ暗くなるが。
雪の降り方も雰囲気があっていいんだ。雪道での緊張感を味わうことができる。

こういうシーンになると、道が滑りやすくなるんだ。
そして日が暮れると、今度は水銀灯の明かりが雪道を照らす。
夜の雪道の様子はこんな感じだ。冬の夜の凜とした空気を思い出させる。

今度は春になったら春MODで楽しむぞーっと。
 以上が「Euro Truck Simulator 2」の冬景色だ。
 このゲームは「季節が再現されていない」のは最大の欠点だと思っていたが、MODの導入でそれが解決するとさらにはまり込んでいるのが実情だ。
 さらに今回は画像が間に合っていないが、最近ではフルトレーラーが再現できるMODも導入している。このフルトレーラーの運転体験はとても面白く、いつか機会があれば紹介したい。

(備考)
本サイトの「Euro Truck Simulator 2」のゲーム画像は、下記DLC導入済みのものです。
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Going East!」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Scandinavia」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Vive la France !」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - National Window Flags」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Schwarzmuller Trailer Pack」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Heavy Cargo Pack」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Italia」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Special Transport」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Krone Trailer Pack」
 ・「Euro Truck Simulator 2 - Beyond the Baltic Sea」
 ・その他、個人製作のMOD(詳細省略)

雪のアルプスを背景に、冬のハイウェイを走る。
でも春はそこまで来てる。

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冬の「Euro Truck Simulator 2」その2 & オリジナルトレーラー