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・「魔法の天使クリィミーマミ」後期エンディング(最終回は前期の「パジャマのままで」を使用)
「LOVE さりげなく」
 作詞・三浦徳子 作曲・小田裕一郎 編曲・西村昌敏 歌・太田貴子
 オープニングの「デリケートに好きして」や、前期エンディングの「パジャマのままで」とは全く雰囲気の違う曲で、本放送時もエンディングがこの曲に変わったときにあまりにもイメージが違うので驚いた。アップテンポの演奏と比較的早口のメロディ、英単語が際だつ歌詞、そして最後は歌っている太田貴子さんの声が裏返りそうなほどの高音部を使うという音域の広さ。本放送当時のアイドルソングとも少しイメージが違い、「大人」の雰囲気を漂わせている。
 背景画像はマミが「花占い」で花びらをちぎりながら歌っているだけだが、このマミの少し切なさが漂う表情と、次から次へと角度を変えて当時の歌番組を見ているような錯覚を感じるほどなのがいい(どちらかというと歌手のプロポーションビデオに近いかも)。まさに「クリィミーマミ」という物語の余韻を感じるとともに、その特性が上手く描かれていると思う。マミの横ではネガとポジが寄り添って聴き入っているのも雰囲気が良いし、伴奏に合わせてマミの背景が光ったり動いたりするのも「マミが歌っている」というシーンが単調にしないという点で優れている。私としてはアニメのエンディングの中でもかなりのセンスを感じている作品の一つだ。
 個人的にはこの曲、46話の主題歌と言うような気がしてならない。勿論このエンディングの背景画像も含めてで、特にマミの「花占い」が花びら一枚残して捨てられるというこの背景画像のオチで強くそれを感じたものだ。その46話では効果的にこの曲が使用されていて、そちらの感想で示した通りピアノソロの伴奏でマミがフルコーラス歌うシーンまで用意されている。この曲をピアノソロの伴奏で聴くとまた違った一面、恋にまつわる切なさや破れた者の寂しさという点も浮き彫りにされてくる深い歌なのだ。
 この曲は劇中では、27話以降におけるマミの持ち歌という設定となっている。劇中でマミが「新曲」として歌っていた期間が最も長いので流れる機会も多く、オープニングの「デリケートに好きして」に続いてこの物語をイメージする曲となった。

・「魔法の天使クリィミーマミ」の総評
・物語について
 このアニメは一話完結の物語が全話の大半を占めており、各々の話が独立していて連続性には乏しい。だがその独立した物語を繋いでみると、主人公の好きな男の子が主人公が魔法によって変身した姿に夢中になってしまうという奇妙な三角関係を描く恋物語である「優の物語」と、魔法によってマミという姿を得た優が芸能活動を通じて成長して行く姿を描く「マミの物語」のふたつの物語が浮かび上がってくる。この二つの物語の中でも主軸は前者で、後者は前者の物語を進めるために自然に着いてきた物語と見て良いだろう。

 特に前者の「優の物語」では、優と俊夫の心境変化というものを描くのに注力しているのが解る。俊夫の言動の一つ一つに揺れる優の気持ちは、設定年齢の10歳少女とは思えない部分も多く孕んでいる(どちらかというと14〜15歳辺りの言動だろう)が、その気持ちの一つ一つが丁寧に再現されている点はよく作ってあると思う。特に優の気持ちが前面に出てくるのは21話以降で、同時に俊夫も優の揺れる気持ちに気付かされて徐々に距離を縮めようとする(俊夫の言動は16〜17歳位のそれだろう)。そして二人が徐々に近付くという方向性が定まったと思ったところで、25話で俊夫が優の魔法を目撃して「マミの正体」を知ってしまうという展開になり、この二人の物語は一度破壊される。この物語の破壊を通じて俊夫の本当の気持ちがあぶり出され、同時にこの展開は本来の物語が破壊された物でしかないという事がピノピノによって示唆される。この破壊とその復旧が25〜27話の流れになり、劇中では28話以降は何事もなかったかのように元の雰囲気で物語が展開する(その元の雰囲気を決定づけたのが31話だ)。だが25〜27話の流れを主人公と視聴者は体験しており、ここで初めて主人公と視聴者が「俊夫の気持ちを知ってしまった」という点で一体となって物語を進めて行くこととなり、その上で36話の優のピンチを俊夫が救う展開や、46話のマミの初恋などという今までになった展開を見て行くことになる。この主人公と視聴者だけが劇中での秘密を知る物語は多く、例えばこの「クリィミーマミ」でも優が魔法を用いてマミに変身する点はそうであろう。だがそれ以上の秘密…つまり物語の核心に掛かる部分を、主人公と視聴者が共に先に知ってから物語を進めるという点はあまり類を見ないだろう。この要素もこの物語が多くの視聴者の支持を得た理由の一つだと考えられる。
 この「結論を先に知らされた上で過程を楽しむ」という物語は、当サイトで考察済みの作品の中では「小公女セーラ」が該当する。だが「小公女セーラ」では結論を知らされるのは視聴者だけであり、主人公にはこれが知らされていない。つまりここで視聴者と主人公が一体になりきれていないのである。
 この状況で物語は最後の3話で一気にたたみ掛ける。正直言うと物語が明確に動くのは、1〜5話・25〜28話・50〜52話だけと言っても過言ではないが、それ以外の物語でも微妙に優と俊夫の関係を初めとして細かく展開しているので見逃せないのだ。この最後の3話では前述の「マミの物語」「優の物語」それぞれ個別に決着をつけ、その上で最終回の52話はフィナーレとしての役割を持たされている。つまり物語の結論は51話までに既に出ていたということだ。
 この物語が結論にたどり着く過程で、優の魔法がバレるなど25〜26話の展開を繰り返さなかった点は物語を飽きさせないために必要だった点だろう。同時に25〜26話の展開を上手く利用して、「俊夫が一方的に思い出す」という事で優から魔法が奪われるという状況を作り出し、その前にマミの引退が決まり優にしてみれば「もう少しだけ…」という状況を作っておいて、優の中で綱引きさせるという展開はとてもうまく作ったと思う。この中で優が俊夫に対する対応法を見失って俊夫に冷たくしてしまい、冷たくされた俊夫が優の気持ちに気付きそれを優に吐露するという展開を取って、優から告白をさせるというのは物語を優と一体になって見てきた人にとっては意外でありつつも納得の出来る展開であっただろう。

 その本筋の間に挟まったもう一つの展開「マミの物語」についても、最初は流されるままに芸能界に入れられたマミが最後は自分の意志で働き、同時に自分でキチンと幕引きを出来たという方向性でうまくまとめたと思う。その中で素直すぎることでスキャンダルを起こしてしまったり、人に騙されたり、本当の大人の恋を覚えたりと様々な経験を積むことになったのは、一話完結の各話を見ていれば理解できるだろう。そしてその自分の意志で幕を引くという過程で、自分の力だけではどうにもならないことがあるという経験も、マミは学んだはずなのだ。「マミの物語」は同時に「パルテノン・プロの物語」でもあり、特にめぐみが単なるマミのライバルとしてではなく、ライバルとしてマミを必要としているという立場を演じて成長した点も見逃してはならない。

 一話完結物語についても、前半は魔法を用いて異世界との交流やゲストキャラを主軸に置いた本編から外れる物語が多かったものの、21話からはそのような色も少しずつ薄まっていって、28話以降の一話完結物語は俊夫やみどりや守といったレギュラーキャラで展開し、本筋の「優の物語」や「マミの物語」を少しずつ展開させる役割を持つことになっていた。当サイトの考察本文が前半の一話完結物語で手を抜いたように見え、後半のそれで長々と書くように変わっていったのはそのような要素による。本筋と離れた異世界との交流モノやゲストキャラ中心の話は嫌いではないが、当サイトの考察法では書くのが難しいテーマだったりするのだ。それは当サイトでかつて「ヤッターマン(リメイク)」の考察をやろうとしたけど、どうしてもキーボードが進まなかったという失敗があって無かったことにされた過去を思えば理解して頂けるだろう。このように「クリィミーマミ」は前半と後半で物語の方向性や「つくり」が大きく違う。だが劇中の雰囲気そのものは殆ど変化がないので、このように感想を書こうとしない限りはそれに気付かない人も多かったのではないかと思われる。

 最後に、私が好きな話を記しておこう。「名エピソード」として上げたい話は8話・10話・32話・46話・48話で、その中でも最も印象に残ったのは46話だ。最も笑い転げた楽しい話は33話、もっとも衝撃を受けた話は25話である。展開的には25話で物語が破壊されてからしばらくと、最後の3話が一番の見どころだっただろう。


・登場人物
 このアニメは特に前半で1話限りのゲストキャラが多く、結果キャラクター数では多い方の部類に入ると思われる。下記の名台詞欄のランキングを見てもその傾向がよく出ているだろう、前半ではゲストキャラが印象的な台詞を吐くことが多くそれゆえに印象に残るゲストキャラも多い。

 レギュラーを見てみるとこれまた多彩なキャラクターが揃っていて、それぞれに物語中での役割と性格付けがうまくなされている。だがこのレギュラーキャラ陣もその役割や性格に固定されているのでなく、状況に応じて違う面を出すことが多くて見ていて飽きない。特に立花と木所は木所がボケで立花がツッコミという関係で掛け合いをやることが多かったが、状況に応じてボケとツッコミが逆になることが多かった。対してネガとポジの掛け合いについては常にネガがボケでポジがツッコミだが、ネガにはツッこまれた後に重要な台詞を言って物語を進める役割が担わされることが多かった。これは下記名台詞欄登場回数で立花と木所が同回数で、ネガとポジではネガの方が回数が多いという結果にも表れている関係だ。どちらの掛け合いも物語を面白くする重要な要素であり、特にネガとポジの息の合った掛け合いが印象に残っている人は多いと思う。

 主人公の優、それに変身したマミというのはある部分では同一人物で、ある部分では別人物という難しい役どころでもあっただろう。それはあくまでも役回りではなく、キャラクターとしての性格付けや設定におけるものだ。性格的に最も違うのは優がどこかズレていてたまに信じられない行動に出るが、マミになるとこの部分は全く逆方向の性格となる点が面白い。また優について、これは46話の考察で語った事だが俊夫一本筋ではなく、もっといい男がいればフラフラ〜となびいてしまった点は年相応の女の子の自然な姿で、聖人君子的ではなく好感が持てた点だ。優はある意味「子供」を追求し、マミは「子供のような大人」を追求したキャラなのかも知れない。これは互いの外見にも現れていて、マミは化粧がされているだけでなく胸もふくよかに描かれ、さらにステージ衣装では露出度の高い服装となる。対して優は11話の着替えシーンや50話の入浴シーンで上半身裸で出てくる(もちろん胸も露わ)が、これはもうどう見ても幼児体型で全く萌え要素なし。その他水着シーンなども色気無しで描かれ、普段の服装も当時の流行を機械的に着ているだけの「子供」なのだ。

 その優のボーイフレンドである俊夫は、これまた年相応で多少思い上がる年頃の男の子を上手く演じていたと思う。だからこそ優に対して皮肉ばかりを言ってしまうのであり、潜在的に優が大事だと思ってもそれを止められないという難しい役柄をうまくこなした。俊夫というのは後述のみどりとともに役割や性格がずっと一貫しており、ある意味分かり易いキャラだがそれで正解だと思う。

 対してみどりは俊夫の裏を行くように設定されていると思う。優の大切さに気付かず皮肉ばかりの俊夫に対する、本来はこうあるべきという姿をまざまざと見せつけるのだ。だがネタキャラとして描くことで明確に優を略奪するキャラにもならないようにし、片思いで主人公から引き離される運命にあるというこの手の恋物語に必要なキャラとして上手く活きたと思う。

 途中から登場の守は、後半がゲストキャラに頼らない展開となるために重要な役割を持っていたと言っていいだろう。正直いって前半でゲストキャラが演じていた役割を、後半は彼一人が担っていたと言っても過言ではない。だからこそ登場回数の割に存在感が大きく、ついにはいつ優を略奪してもおかしくない、そんな立場にまで上り詰めてしまった。彼は極端な野生児として描かれたことで言ってしまえば「何でも出来る」という便利なキャラであったのも確かで、彼ほど劇中での立場や役割がコロコロ変わった人物もいなかったと思う。40話の「小麦粉戦争」でレギュラーキャラ陣が優の両親に味方するのに対し、守だけはどっちつかずな対応を取る点がその典型だ。

 優の両親も魅力的に描かれた、夫婦は若いせいもあってとても仲が良く、また父の娘に対する愛情が深いことで優のようなズレつつも真っ直ぐな子供がいるという事実に説得力を持たせている。特にこの父の言葉の端々に父親としての深い台詞があり、今回の視聴では何度頷いたことか。

 めぐみは本文でも書いた通り、マミのライバルとしてマミを嫌うのでなく、切磋琢磨して共に成長しようとする姿が描かれたのはとても印象深い。そのめぐみに対して、純粋な「敵」として描かれたのがスネークジョーだろう。彼は役割や立場を場に応じてこまめに変えるのでなく、物語の展開に従って変わって行くというキャラクターであった。そしてマミの正体…つまり優の魔法を暴こうとする「脅威」として君臨し、一度はそれを果たしたが同時にそれは彼の役割の終わりの時でもあったかも知れない。マミの「敵」としてパパラッチとして印象的に登場した彼であったが、終わってみると久美子という妻を手にして当初の活躍が信じられないほどアットホームなキャラに変化した。悪役で「マミの正体を暴く」という目的を達成しても「誰もそれを認めなかった」という結果により悪役にもなりきれなかった彼だが、性格的にはとても人が良い点を見るとあのような処理をして退場させるのは正解だったかも知れない。

 最後に名台詞欄登場回数である。やはり優/マミは主人公として圧倒的な存在感を誇り、名台詞欄への登場頻度も非常に高い。続くは俊夫だがゲストキャラに頼りきりだった前半ではいいところが少なく、名台詞にも恵まれなかった。もし物語全体が後半のようなつくりであったら彼の名台詞はもっと増えたことだろう。この中でも予想外に上位にいたのがみどり、俊夫を差し置いて彼が主役で物語が展開する22話を始め、彼は制作陣から愛されていたのがよく解るキャラだ。じゃなければ48話で優とデートという手段で彼の物語に幕を引くなんて待遇は得られないはずだ。
 もっとも印象に残った台詞はやはり48話のみどりの台詞だ。自分で自分の物語に幕を引くこの台詞に泣かされた人は多いんじゃないかと思う。それと私が今回の視聴で印象に残ったのは、8話と50話次点欄の哲夫の台詞。この台詞は父親になってみて重みが解った台詞だ。

名台詞登場頻度
順位 名前 回数 コメント
13 やはり主人公、優とマミを分離してカウントしてもどちらも堂々の1位。同一人物でありながら別人格という難しい役を上手く演じてくれたと思う。優としての印象深い台詞は、46話のマミのままでいたいと感じてしまったあの台詞。マミとしては25話の「マミでいること」自体に疲れ終わりを決意する台詞。どちらも優がマミの気持ちで、マミが優の気持ちで語った台詞だ。
マミ
俊夫 主人公のボーイフレンドというキャラだから2位は予想通りとしても、ちょっと名台詞に恵まれていない気が。これは前半にひたすら優に対する皮肉屋に回ったのが痛かった。名台詞欄登場は全て26話以降、その中でも51話の名台詞は俊夫の心境が上手く演じられていて好印象だ。
ネガ ネガポジコンビでボケ役だが、物語の要所で的確な言葉をさりげなく言っていた。10話・35話・44話の台詞はとても考えさせられた。何よりも33話の名演技が面白おかしくて忘れられない。
みどり 本来なら主人公のボーイフレンドである俊夫のライバルってところだが、そのキャラクター性はその役割を別の方で引き出した。なかでも48話の優への思いを断ち切る台詞には涙が出た。優の気持ちの方向を知った32話でも好印象。
立花 マミやめぐみの上司とも言える存在だが、そのような空気感を出さずに最後まで来たのはネタキャラとしての側面が大きかったせいか? だが23話の名台詞は名演だったと思うし、52話では物語をうまく締めてくれた。
めぐみ マミのライバルとして君臨した彼女だが、マミに消えて欲しいのでなくよきライバルとして認め必要としている面もうまく演じてくれた。その思いが全て表現されているのが、50話の名台詞だ。
哲夫 主人公の父として要所で印象深い言葉を残しているが、その気持ちを理解したのは今回の視聴の結果だ。その中でももっとも印象に残ったのは50話の名台詞次点欄のもの。娘の成長を感じた父の姿が見事演じられていた。
木所 マミのマネージャーという立場だが、立花との掛け合いばかりが印象に残ってる。だが物語の前面にででくると気になって仕方のないキャラでもあった。30話の祖母に抗議する台詞はよかったし、20話の名台詞は「立場」がよく演じられている。
ポジ ネガポジコンビのツッコミで、物語の要所で雰囲気を一気に転換させたり、場面でのキーとなる台詞を語らさせる事が多かった。名台詞欄に上がった9話と17話だけでなく、そのような台詞で印象に残ったシーンは多し。
物語中盤から加わったキャラで、もし最初から出ていれば間違いなくもっと上位に入ったと思う。彼の台詞で最も印象的なのは41話の名台詞、優に対する友情以上の「本心」を見いだすことが出来る。
なつめ 主人公の母親であるが名台詞には恵まれなかった。その中でも42話の名台詞は、娘の前で本心を語る親の照れくささと、自分がやるべき事を娘に押しつけてしまった反省が示されており、娘に対する深い愛情を見事に演じていた。
12 ピノピノ 主人公に魔法を与えた張本人。出る回数が少なかったので名台詞も少ないが、その一度だけ名台詞欄に上がった27話の台詞では、マミという存在がどのようなものになってしまったのか見事に説いている。
星井 物語序盤から最終回まで、ディレクターとして物語に登場していたが名台詞に恵まれなかった。やっと名台詞欄に出てきた49話では、立花のキャラクター性をうまく説明し、立花の盟友をうまく演じきったと思う。
ゲストキャラ 黒マミ 13話に登場したマミの「影」。そんな彼女が「影」の気持ちを代弁したこの台詞は、自分の中の「影」を思い起こさせてくれる印象的な台詞だった。その影は「表」と一心同体だとも気付かせてくれたのも黒マミだ。
Mr.ドリーム 14話に登場した宇宙に夢を配って歩く不思議な紳士。その名台詞で夢を忘れてはならないという事を視聴者に伝える。声は「クレヨンしんちゃん」の園長でお馴染みのあの人だが、この役がピッタリだと思った。
吉野のおじ様 15話に登場、優との関係がよく分からないが親しいおじ様。彼の名台詞は優の本心を見抜いたもので、どれだけ優が好きかと言うことをうまく演じてくれた。この役でもって当サイトの声優さんランキングの首位が入れ替わった…。
あゆみ 16話に登場した優や俊夫の幼なじみ。名台詞欄に上がった台詞はありきたりの短い台詞だが、ポップル家の長男がその中にある切ない思いをうまく演じてくれたことで好印象となった。
ざしきわらし 18話に登場したざしきわらしの「わらしちゃん」。彼の名台詞は日本古来から伝わる不思議な生物も、魔法少女も根は同じだと言うことをうまく示唆した。だから「クリィミーマミ」を伝説化した功労者…ではないな。
45話に登場の超能力少年。超能力というものがある日突然日常に入ってきたとしたら周囲の人はどう反応するか? という面を教えてくれた。そう、人とは違う力というのは実際には気味が悪いものなのだ、魔法も含めて。


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