2011年3月、大地震と津波で東北地方の太平洋沿岸は壊滅的な被害を受けた。そしてその中に我々の愛する鉄道もあり、その中でも私にとって公私にわたり思い出多い路線である三陸鉄道の被災とその後の状況を、当サイトでリポートしてきた。

 2011年5月の旅行では震災の爪痕が生々しい被災地の足として、いち早く列車運行にこぎつけた三陸鉄道の列車に乗ると共に、不通区間を自動車で回って三陸鉄道が受けた被害を目の当たりにした。
 2013年4〜5月の旅行では、岩手県沿岸地域の復興の旗手として列車運行区間を伸ばすと共に、ようやく旅人が戻ってきた三陸鉄道の「復興の道のり」を目にすると共に、ダメージの大きいところは手つかずのままであり震災からまだ日が浅いのだと言うことを実感させられた。

 そして今年4月、震災以来列車運行が不可能であった南リアス線一部区間が復旧し、列車が走るようになったというニュースが流れた。
 この報せを聞いた私は、昨年同様これに乗って来ねばならないと感じ、今年の大型連休の旅行も行き先に三陸地方を選んだ。そして三陸鉄道の旅だけでなく、東北地方太平洋側沿岸部の「2年の現実」もこの目で見てきた。

 今回は福島県いわき市から太平洋岸を北上する形で三陸入りし、久慈へ向けての一方通行の行程である。その中から三陸鉄道の撮り鉄・乗り鉄を中心にした旅行記を、アルバム形式で紹介する。

 下の吉浜駅舎画像をクリックすると、旅行記(写真集)に入ります。


春爛漫の吉浜駅、今年の三陸鉄道の旅はここから始めた。

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