主人公 |
アン・シャーリー |
物語の主人公、様々な困難を豊かな想像力で乗り切り、周囲の人々にも影響を与える。
…おしゃべりな性格は途中で少し影に隠れ、「これが本当にあのアンなのか?」と思ったこともしばしば。 |
トマス家の人々 |
バート |
トマス家の主、思ったように生きていけずにいつももがいているが、根はいい父親。
…この父親の人間くささが、この物語の魅力でもあっただろう。 |
ジョアンナ |
最初にアンを引き取った女性、夫のせいで惨めな暮らしをしているという被害者意識が強い。
…私としては良い意味でも悪い意味でもあの夫にしてこの妻ありと思った、根は優しいはずなんだが…。 |
エリーザ |
トマス家の長女、すぐに恋人が出来てロンドンへ嫁いでしまうが、そこへアンを連れて行けると思い込む甘さが印象的。
…子供から見たら大人で、大人から見たら子供という難しい年頃を上手く表現した。最後にそんな自分に気付き成長していることが分かる。 |
フォーレス |
トマス家の長男、すぐにアンを「赤毛」とからかう。
…どう見てもただのDQNなガキだったが、父親の存在をハッキリ意識すると一気に成長する。 |
エドワード |
トマス家の次男、フォーレスと一緒にアンをからかう。
…フォーレスほどではないがやはり憎まれっ子から始まるキャラ、彼の成長は弟を思ってのことだ。 |
ハリー |
トマス家の三男、最初は赤ん坊だったが大きくなるとやっぱり憎まれっ子キャラに。
…トマス家の男子で一番目立たなかったのは間違いなくこの子。 |
ノア |
トマス家の四男、アンが取り上げたこの子は兄弟の中で最も優しく穏やかな子。
…声が野原ひまわりまんまなので、笑う必要のないところで何度笑わされたか…。 |
ボーリンブロークの人々 |
ミントン |
人付き合いが悪く、町一番の嫌われ者と呼ばれるおばさんだが、アンと出会って…。
…「世界名作劇場」名物、第一印象がとてつもなく悪いが実はいい人というおばさん。 |
ジェシー |
ジョアンナやアンの母親の古くからの友達で、アンの事をとても心配している。
…この人がアンを引き取ろうとした理由が、いまいちよくわからないまま気が付くと劇中から消えていた。 |
メアリズビルの人々 |
エッグマン
(ロバート・ジョンソン) |
メアリズビルの町外れでタマゴを売る謎の男、定期的にタマゴを買いに来るアンに言葉を教える。
…この物語で、最も幸せになったのはこいつに違いない。 |
ヘンダーソン先生 |
病気の先生に代わり町にやってきた若い女性教師、アンと意気投合する。
…こういう真っ直ぐで純粋な性格だからこそ、子供達がついてくるんだよな。 |
サディ |
学校でアンに出来た最初の友達、家が貧しく母親が病弱なのでなかなか学校に来られない。
…アンの親友として存在感を増すのかと思ったら、あまり出てこなかったので拍子抜けしたキャラ。 |
ミルドレッド |
学校でいつも自分が目立ってないと気が済まない市長の娘、アンが現れるとその人望に嫉妬するが…。
…アン以上に誰にも愛されておらず、アン以上に愛に飢えていたのはこの娘。アンによって心の支えを手にする。 |
ランドルフ |
学校でリーダー格の男子、牧場主の息子だが弁護士になるように父親に押しつけられている。
…典型的な憎まれっ子からいい奴へと転換するキャラ、父の背中を見て真っ直ぐ育っている男の子だ。 |
ジェフリー |
バートの同僚、紅茶の仲買の会社を興そうとバートに持ちかけるが…。
…こいつ、結構バートが気に入っていたのは確かだろう。じゃなきゃ仲間になるよう声かけるはずがない。 |
スコット |
ある日トマス家にやってきた客人、といっても家の前で馬車が立ち往生しただけだが。
…「波間に揺れるゆりかご」というキーワードをアンに最初に与えたのは彼だが、覚えている人少ないだろうな。 |
ハモンド家とその周囲の人々 |
ケンドリック |
ハモンド家の主で小さな製材所の社長(自称)、気も弱いし身体も弱い。
…アンを「金の掛からない子守」程度の考えで連れてきたが、結局アンのペースに呑まれてやんの。 |
シャーロット |
ケンドリックの妻、いつも文句垂れてばかり。8人姉弟(うち双子3組)の母親である。
…人がやることは何もかも気に入らないって感じの嫌な女、更生することなく画面から去ったのには驚いた。 |
ハガティ |
ハモンド家の近くにある丘の上に住む産婆、結婚もせずに一人で暮らしているが寂しくないようだ。
…この人も第一印象が悪かったが実は良い人というおばはんキャラ、人を覚えるのが得意なのは羨ましいぞ。 |
マクドゥガル先生 |
学校の先生で、アンの事を知って同情すると共に、その生き様を見て挫折していた自分を恥じて立ち直る。
…「波間の揺れるゆりかご」というキーワードから鍵を開いた張本人、恐らくヘンダーソン先生を男にしたらこんな感じ。 |
孤児院の人々他 |
カーライル院長
(エイミー・トンプソン) |
孤児院の院長で孤児院で恐怖政治を運用する、正直で素直であることを何よりも尊ぶ。
…この学院の意外な秘密を握っている。根は優しくて愛情に溢れた人なのだが、性格的にそれを素直に示せない。 |
ケール先生 |
孤児院の女性教諭、わざとやっているようにしか見えない信じられないボケを見せてくれるが、子供のことをよく見ている。
…ミンチン院長にはアメリア先生、という関係を彷彿とさせてくれるキャラだった。 |
ジョセフ先生 |
孤児院の男性教諭、直情的なとこがあって簡単に院長に意見しては「慎重に」と窘められる役。
…直情的に子供を叱るが、それが当たっているからまた凄いと思う。子供達に最も嫌われるタイプだろう。 |
サイラス |
孤児院の用務員(?)、孤児院の運営について陰で支える存在。
…当サイトの考察では全く出てこない人だが、この人の活躍は「水戸黄門」の弥七に匹敵していると思う。 |
テッサ |
孤児院の生徒で、アンより少し年下。泣き虫で出しゃばりで嫌われ者だった彼女だったが…。
…テッサの視点で「孤児院編」を見てみるのも面白いかも知れない、アンより成長した主人公以外では最も印象に残ったキャラだ。 |
エドナ |
孤児院の生徒で、アンと「楽しいプリンスエドワード島行き」のたった一枚の切符を巡って争う。
…主人公の敵となるべく悪女キャラ、だがアンと和解しても変身せず、最後まで悪女という役を貫き通したのは好印象。 |
リリー |
孤児院の生徒でまだ幼児、アンと一緒にプリンスエドワード島へ行く事となる。
…「赤毛のアン」キャラで最初に劇中に現れるのはこの子、やっぱタラちゃんに声やって欲しかったなー。 |
デラ |
ある晩、孤児院の玄関前に捨てられていた赤ん坊、アンとテッサが面倒見の担当となる。
…すぐ大きくなったなー。 |
スペンサー夫人 |
孤児院にリリーとアンを迎えに来た夫人、この人の登場が物語の終わりを告げたと言っていいだろう。
…この人も「赤毛のアン」キャラ、「赤毛のアン」時と全く同じ服装で出てきたのは感心した。 |
その他 |
ナレーター |
物語の要所で的確に、落ち着いた口調で解説を入れてくれた名ナレーションと言っていいだろう。
…メーテルっ!! |