マルコの家族および周囲の人々 |
マルコ・ロッシ |
物語の主人公で9歳。元気だが頑固で思いつめる性格、だからこそあんな旅が出来たのだろう。
…日本アニメ史上最も過酷な旅をしたのは彼で間違いないだろう、その性格が旅をさらに悲壮にさせ本作を名作にした張本人。 |
アメデオ |
トニオが飼っていたサルだが、トニオが働いているのでマルコが面倒を見ている。そのためマルコの旅に同行することになる。
…「世界名作劇場」シリーズで最も主人公に忠実で、シリーズ1・2を争う有名なペットだろう。どんなときもマルコと共に生きた。 |
アンナ・ロッシ |
マルコの母で38歳。アルゼンチンへ出稼ぎに行ったまま音信を絶つ。マルコの旅の目的となる。
…物語中盤では本当に実在するのか不安になった。 |
ピエトロ・ロッシ |
マルコの父で45歳の医師。貧しい人のために無料の診療所を作ったため借金まみれになり、妻を異国で働かせた張本人。
…頑固さでは息子のマルコと良い勝負、だからこそ親子が激突するのだが…妻が音信不通になった責任をもっと感じろよ。 |
トニオ・ロッシ |
マルコの兄、機関車の運転を目指す鉄道学校生。
…つまりは鉄ヲタってことだ(勝手に決めるな!)。 |
ジーナ |
船会社で事務職をしている女性。マルコに仕事を依頼するなど、ジェノバ編においてはマルコの理解者を演じる。
…船で運ばれた郵便物はてっきり郵便局が配達するのかと思っていたけど、どうも当時のシステムがわからん。 |
カタリナ |
ロッシ一家の隣に住むおばさん、旦那の仕事が長続きせず苦しい生活をする。
…この人がいなかったら、第1話はどう展開したのだろう? |
エミリオ |
家庭事情により学校に行けず働いている少年、マルコと同じ学級だが年上らしい。
…途中で声変わりしたというツッコミは無しだ。 |
ペッピーノ一座 |
ペッピーノ |
マルコがジェノバで出会った人形劇一座の座長、頼りなさから妻に逃げられるという経歴があるが、夢と度量はとてもでかい。
…マルコの旅はこの男の存在なくして成り立たなかったであろう。大風呂敷を広げるがそれを実行しようとする逞しい男。 |
コンチエッタ |
ペッピーノの長女で一家の母親代わり、ペッピーノ一座の公演では主演を努める。
…この長女が美人であったがために、様々な災難に遭うシーンも。 |
フィオリーナ |
ペッピーノの次女で無口な少女、公演ではシンバルと観覧料集金が担当。
…今回見て思ったより昔の自分の好みに近かったので驚いた、アーメンガードに続く「萌え〜」モードで考察しよう。 |
ジュリエッタ |
ペッピーノの三女、公演ではまだ何も出来ないので裏で遊んでる。
…あめでお…あめでお…。 |
旅先で出会う人々 |
レオナルド |
リオデジャネイロ行き定期船「フォルゴーレ号」のコック長、マルコの熱意に心を打たれマルコを「乗組員」として雇うことで渡航させる。
…司厨長に過ぎないはずなのに船内で一番偉そうにしている。でも「フォルゴーレ号」はこの男で持っていることも確かだ。 |
ロッキー |
「フォルゴーレ号」の甲板員で、マルコに船の内部を見せてやったことで顔なじみになる。
…マルコの旅が始まるにあたっての立役者、こいつが余計な事を言ってなければマルコは「密航」なんて考えなかったはずだ。 |
フェデリコ |
移民船で知り合った年配男性で、息子のいるロサリオへ向かっている。気は弱いがマルコに何とか力を貸そうとする。
…マルコの旅に多大な影響を与えるのは、「第二部」ではなくその後再会してからだ。 |
レナータ |
フェデリコの息子の嫁で、フェデリコと共にアルゼンチンへ向かう。マルコに母親が息子を想う心を伝えようとする。
…最初は船酔いで寝ているばかりだったが、下船の頃に持ち直して不安の絶頂にあるマルコを救う。声がアンナと同じ。 |
ニーノ |
レナータの息子でまだ幼児、移民船の甲板で泣いているところを他の船客によってマルコに押しつけられるという「出会い」を演じた。
…そしてその出会いがフェデリコとの出会いに繋がったのだから、この子がいなかったらマルコの旅はどうなっていたことやら…。 |
ロシータ |
マルコの母が働いていたというロハス邸にいた留守番家政婦。マルコのためにアンナを知っている老婆を紹介し、食事を出す。
…出番は少ないが強く印象に残った人、どん底にあったマルコを救うだけでなく視聴者をも元気づけた事だろう。 |
ジブリアーナ |
ブエノスアイレスにある教会の修道女で、慈善病院の看護士。マルコに上着とお金を手渡すなど、可能な限り手をさしのべる。
…メーテルっ!じゃなくて、どん底にあったマルコを救っただけでなく、視聴者からは天使に見えたぞ。 |
アンナ・マリーニ |
ブエノスアイレスの事前美容院に入院していたマルコの母と同名の女性、幼い息子を亡くしていた。
…そしてマルコに救われて成仏、そのマルコもこの女性から「母の息子への想い」を教わり希望を見いだす。 |
フォスコ |
ブエノスアイレス近郊のボーカでジェノバ料理店を営む男。マルコに同情し、ペッピーノ一座に店を劇場として貸し出す。
…ペッピーノの才能を面と向かって認めた男、確かにあれだけ儲けさせられれば認めないわけに行かないだろう。 |
マルセル・エステロン
(フランシスコ・メレッリ) |
バイアブランカに住む浮浪者暮らしをする男性、マルコに接近し「メレッリを知っている」と持ちかけるがその正体は…。
…初登場ではこの男がマルコの絶望に対し、解決の糸口を持っているようには見えなかった。 |
ドメニコ・ノーツェ |
バイアブランカに住むイタリア人通、バイアブランカ在住のイタリア人をほぼ網羅している。
…マルコの絶望にとどめを刺した男。だが彼の洞察力はエステロンの正体を暴く。 |
モレッティ |
バイアブランカに住むイタリア人有力者で議員、マルコに最悪のシミュレーションを語り絶望のどん底に落とす。
…子供相手なんだから少しは言葉選べよ、当事者を前にして少しは言動をわきまえろよ…。 |
ファドバーニ |
ブエノスアイレスで荷役の仕事を一手に仕切る成金、エステロンがマルコに「何かあったとき」に訪ねるように勧めた男。
…マルコにエステロンの正体と所業を告げて傷つけるが、その時の口は悪いがマルコに同情していたようだ。 |
アレクサンドル |
ブエノスアイレスからロサリオまでマルコが便乗したアンドレアドーリア号の船長、最初は冷たいがマルコがジェノバ出身と知ると…。
…何だかんだで後述のマリオと名コンビ、知識に間違いはあるが的確な言葉でマルコが進むべき道を指さす。 |
マリオ |
ブエノスアイレスからロサリオまでマルコが便乗したアンドレアドーリア号の船員、寄港予定地に恋人がいるのだが…。
…声はあの富山敬さん、富山さんが「世界名作劇場」シリーズに出ていた印象があまり無かったので正直驚いた。 |
パブロ |
コルドバの貧民街に住むインディオの少年、マルコと何故かウマが合い、マルコの母捜しに協力する。
…初登場第一印象は良くないが、彼がいなければマルコはコルドバで進退窮まったのは確かだろう。 |
フアナ |
パブロの妹でまだ幼い。もろこし(?)を人形に見立て「チキティータ」と名前を付けて可愛がっている。
…何故かマルコとアメデオが気に入るがその理由がよくわからない。33話も前に張られた伏線の犠牲者。 |
ホルヘ |
パブロとフアナの祖父で二人の保護者、影が薄い。
…パブロとフアナは覚えていたけど、こんな保護者がいたのすっかり忘れてた。 |
「頭領」 |
コルドバからトゥクマンまでの道中で出会った牛車隊の責任者。病に倒れたマルコを助けた。
…威厳たっぷりの割にはやっぱ存在感がなく部下が対立したときしか出てこない、こういう上司は困る。 |
マヌエル |
牛車隊の若手メンバーの一人。頭領からマルコの世話を担当するよう命じれ、最初は嫌々だったが…。
…やっぱあの人は昔からこういう役をやらされる運命にあったのか。 |
ミゲル |
牛車隊の若手メンバーの一人。マルコを疎ましく思ったのか、アメデオを虐待するなど辛く当たるが…。
…本物語最大のツンデレキャラ、マルコが好きでたまらないから辛く当たったのだろう。 |
ばあさま |
マルコが牛車隊から贈呈された老ロバ、その名の通り20歳を越える老齢だがマルコの「足」となる。
…悲しい別れを演じ数話しか出てこないが、オープニングでも登場するから印象深いキャラだ。 |
エルナルド |
草原で行き倒れになったマルコを助けた旅の男。それだけでなくマルコの足の怪我を治し、残り距離を教えてくれる。
…本考察において、コルドバ以降のマルコの足取りに矛盾がないことを証明してくれたのは彼の台詞だ。 |
アンヘル |
マルコの旅のラストコースでふとしたことからマルコを馬車に乗せる。マルコを最後に怖がらせた男。
…サトウキビ、美味そうだったぞ。 |
ラモン・メキーネス |
アンナの雇い主で、アンナをブエノスアイレスからトゥクマンへ連れ去った男。ある意味マルコを苦しめた張本人。
…で、物語を最後まで見て気になって仕方が無いのだが、娘は何処へ消えた? |